- 発売当初より予告されていた「Google Pixel Watch」の「転倒検出機能」がついに提供開始
- モーションセンサーとアルゴリズムによる転倒後、30 秒間動きが検出出来ない場合はアラームとバイブレーション起動 & 画面通知
- 1 分間アラームが成り続けた場合はアラーム音が大きくなり、さらに緊急通報(110 番)に自動で電話発信
Google は 2023 年 2 月 28 日(火)、Wear OS 3.5 搭載 Made by Google 製スマートウォッチ「Google Pixel Watch」発表時に予告していた「転倒検出機能」を、ついに提供開始しました。
「Google Pixel Watch」の「転倒検出機能」は、「Google Pixel Watch」装着ユーザーの事故などによる転倒を検知し、場合によっては緊急通報(110 番)に自動で電話発信を行ってくれるライフセービング機能です。まず、モーションセンサーと機械学習アルゴリズムがユーザーの転倒検出後、30 秒間動きが検出されなかった場合、アラームとバイブレーション起動しつつ画面通知[転んだので助けが必要][I’m OK]が表示されます。
この際、[I’m OK]をタップするとアラームとバイブレーションが停止し、元の状態に戻ります。[転んだので助けが必要]をタップした場合は、緊急通報(110 番)への電話発信が行われます。
アラームとバイブレーション起動からさらに約 1 分間動きが無かった場合は、アラーム音が大きくなりつつ、それでも応答がない場合は自動で緊急通報(110 番)への電話発信が行われます。
ただし「転倒検出機能」による緊急通報(110 番)への電話発信は、LTE 版「Google Pixel Watch」の場合は母艦側 Android スマートフォンがなくても行われますが、Wi-Fi 版「Google Pixel Watch」の場合は母艦側 Android スマートフォンが近くにありつつ正常に動作する状態でないと行われません。つまり Wi-Fi 版「Google Pixel Watch」の場合、激しく転倒したり事故に合った場合に母艦側 Android スマートフォンが故障してしまうと、緊急通報(110 番)への電話発信が行われません。注意してください。
ちなみに「Google Pixel Watch」の「転倒検出機能」は、何度ものテストとトレーニング、機械学習アルゴリズムを元に開発されたため、激しい運動と激しい転倒を識別でき、実際の転倒を正確に検出します。そのため、偶発的な起動や誤った緊急通報は最小限に抑えられているとのこと。
「転倒検出機能」セットアップ時は、[転倒検出の改善に役立つ]というオプション設定も用意されます。[転倒検出の改善に役立つ]オプションを ON にした場合は、今後の改善のために、転倒検出データを Google に提出することとなります。このほか、「転倒検出機能」自体を OFF にすることも、もちろん可能です。
「Google Pixel Watch」の「転倒検出機能」は、Wear OS 版「緊急情報サービス」アプリか Android 版「Google Pixel Watch」アプリから設定可能です。
Your #GooglePixelWatch watches out for you with fall detection.¹
Feel confident knowing that if you fall and can't get help on your own, it can automatically call emergency services for you.
Learn more on our blog: https://t.co/Y5NWkmbKDH pic.twitter.com/GyekBRM07k
— Made by Google (@madebygoogle) February 28, 2023
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Source:Google