- 次世代言語モデル「PaLM 2」搭載対話型ジェネレーティブ AI サービス「Bard」が暗黙的コード実行に対応
- 質問内容を把握しつつ計算プロンプトをプログラムで回答してくれる機能
- 現時点で英語のみ対応
Google は 2023 年 6 月 7 日(水)、次世代言語モデル「PaLM 2」搭載対話型ジェネレーティブ AI サービス「Bard」の新機能として、暗黙的コード実行対応を発表しました。
「Bard」の暗黙的コード実行は、質問内容に対する計算プロンプトを把握してプログラミングコードで回答してくれる機能です。例えば “Reverse the word “Lollipop” for me(ロリポップという言葉を逆にして)” と質問した場合、これまでは “popilloL” と回答するだけだったのですが、暗黙的コード実行対応後は、Python / JavaSclipt / PHP などのコードも含めて回答してくれるようになります。
「Bard」暗黙的コード実行は、質問の際にいちいちプログラミング言語を指定せずともコードを含めて回答してくれる点が特徴です。ただし現在、英語のみの対応となっています。
「Bard」暗黙的コード実行が現状英語のみ対応とはいえ、日本語での質問でもプログラミング言語を指定すれば、暗黙的コード実行と同じように回答してくれはします。暗黙的コード実行の特徴を無視した本末転倒な手法とはなりますが、覚えておけば何かのときに役立つかも。
Source:Bard