- ベータ OS「Android 11 Developer Preview」公開
- 「Pixel 3a」を含む「Pixel 2」以降の機種で適用可能
- 手動ダウンロード & フラッシュでの適用のみ対応
Google は 2020 年 2 月 19 日、次期 Android OS「Android 11」の開発者向けベータ OS「Android 11 Developer Preview」のファーストプレビュー「Android 11 Developer Preview(DP1)」のシステムイメージを公開しました。
「Android 11 Developer Preview(DP1)」は、「Pixel 3a」シリーズを含む「Pixel 2」以降の Google Pixel スマートフォンに対応しています。また現時点では公式サイトからシステムイメージをダウンロードして、手動でフラッシュしての適用となります。
「Android 11 Developer Preview」は、今回のファーストプレビュー「Android 11 Developer Preview(DP1)」から 2020 年 Q3 のファイナルプレビューまで、6 回の更新が行われる予定です。
また「Over the Air(OTA)」でベータ版の Android OS を適用できる「Android 11 Beta」は現時点では未公開ですが、5 月にリリース予定の「Android 11 Developer Preview(DP4)」で公開される予定となっています。
ちなみに昨年の「Android Q Developer Preview」は 2019 年 3 月 14 日に公開され、「Android Q Beta」も同時に提供開始されました。
今年は例年よりも 1 ヶ月弱早まったわけですね。
「Android 11 Developer Preview」
「Android 11 Developer Preview」で導入される主な新機能は、次世代通信規格 5G への対応、パンチホールカメラ(ピンホールスクリーン)搭載ディスプレイの最適化、プライバシーとセキュリティの向上、動画などのカメラ撮影中の通知制御、チャットアプリのバブル化、などです。
プライバシーとセキュリティの向上では、例えば位置情報や連絡先、カメラへのアクセスなど、現在は各アプリに対して半永久的に与えている権限機能を、一時的な権限付与にしたり、位置に応じて権限を付与したり制御したりなど、より細かく設定できるようになります。
チャットアプリのバブル化では、現在「Facebook メッセンジャー」アプリで導入されているようなバブル型の UI を、他のアプリでも API(Bubble API)ベースで導入できるようになります。これにより、メッセージ通知時点でバブルが有効化され、すぐにユーザーと会話を行うことができるようになります。
またメッセージの簡易的なやり取りを通知バーにて行うことができる機能も拡張され、画像添付機能も追加されます。
Source:Google