- スライド QWERTY キーボード搭載「F(x)tec Pro1」国内投入
- 2020 年 7 月中旬発売に延期
- 89,900 円(税抜き)
リンクスインターナショナルは 2020 年 6 月 29 日、同月 23 日に発表した、MWC 2019 で英国のスタートアップメーカー F(x)tec から発表された、スライド式 QWERTY キーボード搭載ピュア Android スマートフォン「F(x)tec Pro1」の国内発売を、当初の 7 月 4 日から 7 月中旬に延期すると発表しました。
発売が延期となる理由は、特に発表されていません。
「F(x)tec Pro1」の国内価格は 89,900 円(税抜き)で、全国の家電量販店で取り扱われる予定です。すでにビックカメラなどでは、予約も開始されています。
「F(x)tec Pro1」
「F(x)tec Pro1」は MWC 2019 で発表された各メーカーの新製品の中でも、特にマニア志向で支持された Android スマートフォンです。
そのデザインは初代「Motorola Droid(Motorola Milestone)」と似ていて、横型のスライド式 QWERTY キーボードを搭載。キーボードを引き出すとディスプレイが 155 度傾くので、本体を机やテーブルなどに置いたままタイピングしやすい仕様となっています。
この形状は、以前 Livermorium が「Moto Z」シリーズ用の物理 QWERTY キーボード「Moto Mods」として開発されていた「Physical Keyboard Slider Mod」に酷似しているのですが、何を隠そう Livermorium は F(x)tec の前身。
「Physical Keyboard Slider Mod」の開発キャンセル発表の際、それまでの開発を基に QWERTY キーボードを搭載する独自薄型デバイス「コードネーム:Q-device」の開発を開始したことも発表していたのですが、MWC 2019 で正式発表された「F(x)tec Pro1」が、その「Q-device」だったわけです。
「F(x)tec Pro1」は主要スペックも公開されています。サイドカーブエッジ仕様の 6 インチ(2,160 × 1,080)フル HD+ ディスプレイ、Snapdragon 835 プロセッサ、6GB RAM、128GB 内部ストレージ、1,200 万画素 + 500 万画素リアデュアルカメラ、800 万画素フロントカメラ、3,200mAh バッテリーを搭載。
OS は初期で Android 9 Pie 搭載で、しかもピュア Android 仕様となっている点も特徴です。それでいて、各アプリが横画面に最適化された表示となるよう、UI が考慮されています。
このほかデュアル SIM 対応で、SIM 2 は micro SD カードスロットとの排他仕様となります。
「F(x)tec Pro1」はキーボードを閉じた状態でも薄さ 13.98 mm を実現している点も特徴で、それなりに薄型です。重量が今のところ非公開なので、手に持った時の重さが気になるところ。
「F(x)tec Pro1」の国内価格は 89,900 円(税抜き)です。
主要スペック
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Source:リンクスインターナショナル