- Qualcomm、次世代急速充電規格「Quick Charge 5」発表
- 出力 100W 以上により 4,500mAh 容量のバッテリーを 5 分で 50% 充電可能
- 「Quick Charge 4」より最大 4 倍速、70% 効率向上、発熱マイナス 10° を実現
米国の半導体メーカー Qualcomm は 2020 年 7 月 27 日、スマートフォン搭載のバッテリーなどに用いられる次世代急速充電規格「Quick Charge 5」を発表しました。
急速充電規格「Quick Charge」の次世代規格が発表されるのは、2016 年 11 月の「Quick Charge 4」以来、4 年弱ぶりです。
「Quick Charge 5」
「Quick Charge 5」は、Qualcomm の急速充電「Quick Charge」の第 5 世代規格です。
その特徴は、前世代規格「Quick Charge 4」から最大 4 倍速の急速充電と 70% の充電効率向上、そしてバッテリーの発熱もマイナス 10° を実現している点。100W 以上の充電出力を実現し、例えば 4,500mAh 容量のバッテリーを 0% から 5 分で 50% まで充電することができます。
またもちろん電圧保護、電流保護、熱保護も考慮され、安全性も向上。
このほか、「Quick Charge 5」対応充電器は「Quick Charge 4」以下の規格と互換性があるため、「Quick Charge 5」対応充電器で「Quick Charge 4」以下に対応するデバイスを、その対応規格で急速充電することが可能です。
「Quick Charge 5」は、2020 年第 3 四半期以降から登場予定で、「Snapdragon 865」「Snapdragon 865+」以降のプロセッサを搭載するデバイスから採用されます。
Source:Qualcomm