- 「Nest Hub」などに再生コンテンツ転送機能などが提供開始
- キャスト再生中デバイスから別のデバイスに再生コンテンツを転送
- 今後「Google Home」アプリでも利用可能に
Google は 2020 年 8 月 18 日、「Google Home」「Google Home Mini」「Nest Hub」「Nest Hub Max」「Chromecast」などのスマートデバイスに対する、3 つの新機能を発表し、提供開始しました。
今回発表された 3 つの新機能は、コンテンツ再生中デバイスから別のデバイスに再生を転送する[転送機能]、2 台の「Nest Mini」もしくは 2 台の「Google Home Max」にて、一方を右スピーカー、もう一方を左スピーカーに設定してステレオサウンド再生を可能にする[スピーカーペア]、「YouTube Music」もしくは「Spotify Premium」のサブスクリプションサービスを利用している場合に利用できる、[おすすめ楽曲再生]です。
実は今回新機能として発表された 3 つの機能は、すでに数か月前から一部で提供が開始されていて、すでに日本国内でも利用できているユーザーも多い状況です。ただこれまで Google が正式に新機能として発表していなかったので、あくまでこれまではベータ版のお試し機能として提供されてきたと予想されます。
ようやく正式版サービスとなったわけですね。
[転送機能]
[転送機能]は、「YouTube」や「YouTube Music」などを「Nest Hub」や「Nest Hub Max」といった Google スマートディスプレイで再生している場合に、同じホームネットワーク上の別の Google スマートデバイスに、コンテンツ再生を転送する機能です。
コンテンツを再生している Google スマートディスプレイに表示される[Cast]アイコンをタッチして、転送するデバイスを選択します。すると、選択してデバイスでコンテンツ再生が再開されます。
[転送機能]はデバイスからデバイスに転送する機能となるため、同じホームネットワーク上に複数のデバイスがないと、もちろん利用することはできません。
また[転送機能]は現在 Google スマートディスプレイにて利用することができますが、同じ機能がスマートフォン用の「Google Home」アプリにも、今秋後半に実装される予定です。つまり、これまではキャスト接続を解除して新たなデバイスを指定してキャスト再生する必要があったのですが、「Google Home」アプリ上で[転送機能]が利用できるようになるということです。
[スピーカーペア]
[スピーカーペア]は、結構前から提供が開始されている機能です。
同じホームネットワーク上に 2 台の「Nest Mini」もしくは「Google Home Max」がある場合に、一方を右スピーカー、もう一方を左スピーカーに、一つの[スピーカーペア(スピーカー グループ)]としてペア設定することで、ステレオサウンド再生が可能となります。
もちろん右スピーカーと左スピーカーは、デバイスを指定することができます。
[おすすめ楽曲再生]
[おすすめ楽曲再生]は、「YouTube Music」もしくは「Spotify Premium」のサブスクリプションサービスを利用している場合に、“OK Google、おすすめの楽曲を再生して” で、おすすめの楽曲が再生されます。
Source:Google