- 「Android 11（Go Edition）」概要発表！
- ［ジェスチャー ナビゲーション］や独立した通知セクションのメッセージアプリ枠など採用へ
- 今後発売される最大 2GB RAM 搭載新型 Android Go デバイスに搭載予定
Google は 2020 年 9 月 10 日、先日発表した正式版「Android 11」をベースとする、主に新興国向けの用スマートフォン軽量 OS「Android Go Edition」の「Android 11」版、「Android 11（Go Edition）」の概要を正式発表しました。
「Android 11（Go Edition）」は、今後発売される最大 2GB RAM 搭載新型 Android Go デバイスに搭載予定です。また既存の Android Go デバイスに対しても、10 月から順次アップデートが提供される予定となっています。
ちなみに正式版 Android OS の提供開始後数日以内に「Android Go Edition」の概要が発表されるのは、毎年の恒例となっていますね。
「Android 11（Go Edition）」
「Android 11（Go Edition）」は Android の軽量版 OS「Go Edition」の「Android 11」版です。
そのため、「Android 11」の一部の機能が、「Android 11（Go Edition）」でも利用できるようになっています。
まず「Android 11（Go Edition）」は、「Android 10（Go Edition）」と比べて、起動が 20% 高速化されます。「Android 10（Go Edition）」では「Android 9（Go Edition）」に比べて 10% 起動が高速化されたので、「Android 11（Go Edition）」ではさらなる高速化となりました。
この起動高速化では、以前よりもメモリ（RAM）使用量が 270MB も軽減されています。そのため、最大 4 個程度のアプリを同時に利用することも可能となりました。ちなみに「Android 11（Go Edition）」では、ストレージ使用量も以前と比べて最大 900MB 程度軽減されています。
また「Android 11（Go Edition）」では、一時的なアプリ権限の付与機能など、「Android 11」で採用されているセキュアなプライバシー保護機能も実装されます。さらに通知バーにて、メッセージアプリの通知を独立したメッセージアプリ枠として表示し、メッセージのやり取りをしやすくする「Android 11」の機能も、「Android 11（Go Edition）」に実装されます。
このほか、「Android 10」で実装されたスワイプ操作によるアプリタスク表示やタスク切換え機能の［ジェスチャー ナビゲーション］が実装されます。これは、ハイスペックデバイスだけでなくミドルスペック、ロースペックのデバイスでも大画面を搭載することが増えているためで、操作性の向上が考慮されています。
「Android 11（Go Edition）」は、今後発売される最大 2GB RAM 搭載新型 Android Go デバイスに搭載予定です。また既存の Android Go デバイスに対しても、10 月から順次アップデートが提供される予定となっています。
Source：Google
