- UI 刷新ベータ版「Google Pay(Google Pay India)」がインドとシンガポールで提供開始
- オープンソースのモバイルアプリケーションフレームワーク「Flutter」で作成されたアプリ
- シンガポールでは現地送金サービス「PayNow」が統合
Google は 2020 年 9 月 19 日、オープンソースのモバイルアプリケーションフレームワーク「Flutter」を用いて作成された新しい「Google Pay」アプリを、インドとシンガポールで提供開始しました。
インドとシンガポールで新たに提供が開始された新しい「Google Pay」アプリは、ロゴが刷新され、そしてユーザーインターフェース(UI)もリニューアルされています。特にわかりやすい変更点としては、現在国内版「Google Pay」アプリで提供されている画面下部のメニューバーが、新しい「Google Pay」アプリではなくなりました。
さらにシンガポール版「Google Pay」においては、シンガポールの銀行口座を紐づけて個人間で送金したり店舗の支払いなどに活用できる現地の送金サービス「PayNaw」が統合され、「Google Pay」を通して「PayNow」送金を行うことができる模様。
「PayNaw」は、相手の電話番号さえわかっていれば簡単に送金することができる、便利なサービスです。
さらにシンガポール版「Google Pay」では、テイクアウトもしくはデリバリー商品の注文、映画チケットの注文も可能。さらにさらに、「Google Pay」を利用することでキャッシュバック特典を当てることができるスクラッチまで搭載されます。
日本国内の「Google Pay」は今のところ、Felica 依存電子マネー決済と管理、Felica 依存「iD」「QUICPay」と NFC(Type-A/B)依存「VISA のタッチ決済」のクレジットカード決済、そして「楽天ポイント」「d ポイント」「T ポイント」などのポイントカード機能、JAL 航空券のモバイル登場券サービスを利用することができますが、QR コード決済や個人間送金サービスなどの機能はまだ提供されていません。
国や地域によってサービス内容が異なる「Google Pay」。日本でのさらなるサービス拡大も、期待したいところですね。
ちなみに新しい「Google Pay」アプリは、現時点では NFC 決済未対応となる模様で、ユーザーから不満の評価コメントも上がっています。
アプリリンク
- Android
- [appbox googleplay com.google.android.apps.nbu.paisa.user]
Source:Google