- 「Android 11」で新しいインターネット共有機能[イーサネット テザリング]が追加
- スマートフォンで受信しているモバイルネットワークを LAN ケーブル経由で他の機器と共有
- USB テザリングと何が違う?その活用方法は?
この記事では、2020 年 9 月 9 日より提供が開始された、Android OS 最新バージョンの公式版「Android 11」の新インターネット共有機能[イーサネット テザリング]について解説いたします。
概要
「Android 11」で新たに実装された新インターネット共有機能[イーサネット テザリング]は、「Android 11」を搭載するスマートフォンが受信しているモバイルネットワークのインターネット接続を、LAN ケーブル経由で他の機器に共有できる機能です。
とはいえスマートフォンなので通常は LAN ポートが実装されていないため、[イーサネット テザリング]を利用するには、LAN ポートが実装されている USB 有線 LAN アダプタや USB ハブなどを用いる必要があります。
Android スマートフォンではすでに、モバイルネットワークのインターネット接続を Wi-Fi 電波でほかの機器と共有する一般的な[Wi-Fi テザリング]、Bluetooth で共有する[Bluetooth テザリング]、そして USB 有線ケーブルで共有する[USB テザリング]を利用することができます。
ここに新たな LAN ケーブルで共有する[イーサネット テザリング]が追加されたわけですが、例えば Wi-Fi が実装されていない PC であれば[USB テザリング]を活用すればいいのでは?と思いますよね。
[イーサネット テザリング]、実際にどんなときに活用できるのでしょうか。
それは、LAN ポートを搭載するゲーム機や家電などとスマートフォンを LAN ケーブルで接続して利用する場合です。特に家電製品は USB テザリングが利用できないものがほとんどですが、[イーサネット テザリング]を活用することで、モバイルネットワークのインターネット接続をを共有することができます。
ゲーム機の場合は特に高速で安定したインターネット接続が必須となる場合が多いかと思いますが、[イーサネット テザリング]を活用すれば、高速なモバイルネットワークのインターネット接続を有線で共有することができるわけです。特に、次世代通信規格「5G」のエリアがさらに拡大した場合に活躍しそうですね。
[イーサネット テザリング]、まだあまり活躍の場がないかもしれませんが、覚えておくと、何かのときに役に立つかもしれません。
How to
「Android 11」で新たに実装された[イーサネット テザリング]を利用するには、設定から[イーサネット テザリング]を ON にしておく必要があります。
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ちなみに[イーサネット テザリング]をテザリングを ON にしたとしても、ルーターとスマートフォンを接続してホームインターネット接続を有線接続で利用するイーサネット接続も、いつもどおり利用可能です。
[イーサネット テザリング]、[5G]が広がったら特にかなり利便性の高い機能になるかと思います。覚えておきましょう。
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