- Android 版「メッセージ」アプリにて[チャット]機能がグローバル解禁
- [チャット]は「Rich Communication Services(RCS)」を用いたリッチメッセージサービス
- Android 版「メッセージ」アプリを利用しつつ[チャット]機能を ON にしている相手通しで利用可能
Google は 2020 年 11 月 19 日、Android 用 SMS / MMS コンパニオンアプリ「メッセージ」における[チャット]機能のグローバル解禁を発表しました。
「メッセージ」アプリの[チャット]はこれまで、一部の地域やベータ版として提供されていた機能。そしてこの[チャット]機能は、ケータイ電話番号宛のメッセージ送受信サービス「ショートメッセージサービス(SMS)」の代替え上位サービスとして登場したメッセージプログラム「Rich Communication Services(RCS)」を用いている点が特徴です。
「RCS」を用いた日本国内でサービスは、NTT ドコモ、au、ソフトバンクの 3 大キャリア間で利用できる「+メッセージ」や、楽天モバイルの「Rakuten Link(メッセージ)」があります。
今回 Android 用「メッセージ」アプリで解禁された[チャット]は、Android 間で利用できる独自「RCS」メッセージサービスです。実際には、Google が 2015 年に買収した「Jibe mobile」の技術が応用されています。
Android 用「メッセージ」アプリで解禁された[チャット]を利用するには、まず設定から[チャット機能を有効にする]設定を ON にする必要があります。実際には、Android 用「メッセージ」アプリの[設定]から[チャット機能]と進み、[チャット機能を有効にする]を ON にします。
Android 用「メッセージ」アプリで解禁された[チャット]は[チャット機能を有効にする]を ON にしている Android ユーザー通しで「RCS」メッセージの送受信を行うことができるのですが、相手が[チャット機能を有効にする]を ON にしているかどうかは、メッセージ送信画面の[チャット メッセージ]表示で確認することが可能です。逆に電話番号表示から[チャット機能を有効にする]ON / OFF の判断は、今のところできません。
Android 用「メッセージ」アプリで解禁された[チャット]は、Wi-Fi もしくはモバイルデータ通信を用いて送受信されます。またセキュリティ面でも、暗号化が行われている点が特徴。プライバシー保護もしっかりと重視されています。
日本のメッセージサービスとしては「LINE」がメジャーなので Android 用「メッセージ」アプリの[チャット]が付け入る隙はないかもしれませんが、「LINE」で[友だち]としてつながっていない相手とのやり取りには、[チャット]利用も良いかもしれないですね。
アプリリンク
- Android
- [appbox googleplay com.google.android.apps.messaging&rdid=com.google.android.apps.messaging]
Source:Google