- パスワード管理サービス「LastPass」が無料版の仕様を 2021 年 3 月 16 日から変更
- 「デスクトップ」or「モバイルデバイス」のタイプ選択必須に
- タイプをまたぐ利用の場合は有料版へ移行必須(タイプ内での無制限アクセスは可能)
パスワード管理サービス「LastPass」は 2021 年 2 月 16 日、無制限アクセス利用が可能な無料版の仕様を、一ヶ月後の 2021 年 3 月 16 日より変更すると発表しました。
「LastPass」は、マスターアカウントの ID とパスワードさえ覚えておけば、複数サイトやアプリなどの ID とパスワードを自動で記憶して、各サービスにアクセスした際に ID とパスワードを入力してくれたりそのままログインまで行ってくれる、超便利なパスワード管理サービスです。私も日々活用しています。
そして「LastPass」は、無料版(Free)と有料版(Premium / Families)と別れていて、それぞれ無制限で ID とパスワードの管理が可能となっていました。無料版と有料版の主な違い共有機能程度だったので、特に個人で利用する際は無料版でも十分活用できていたわけです。
しかし 2021 年 3 月 16 日より無料版の仕様が、Windows や Mac などで利用する場合の「デスクトップ」タイプか、Android や iOS などで利用する場合の「モバイルデバイス」タイプを選択する仕様となり、どちらかのタイプ内でのみ無制限利用できる仕様となります。
つまり、「デスクトップ」タイプを選択した場合は Windows や Mac などの PC のみ、「モバイルデバイス」タイプを選択した場合は Android や iOS などのスマートフォンやタブレットのみで無制限アクセスができる仕様となり、タイプをまたぐ利用はできなくなります。
ただし、月額 $3 ~ の有料版(Premium / Families)に移行すれば、タイプをまたぐ無制限アクセスは可能。現在、Windows、Mac、Android、iOS など、マルチプラットフォームで「LastPass」を活用しているユーザーは、2021 年 3 月 16 日移行、有料版への移行が必須です。
このほか、現在は無料版でも利用可能となっているメールサポートも、2021 年 5 月 17 日以降は有料版でのみ利用可能となります。無料版はメールサポートもなくなるということです。
Source:LastPass