- 地図サービス「Google マップ」に提供される新機能発表
- [インドア ライブビュー]や経路表示の[優先モード]など
- 一部日本(東京)地域でも提供へ
Google は 2021 年 3 月 31 日、地図サービス「Google マップ」に提供する新機能を発表しました。
「Google マップ」に新たに追加される新機能は、[ライブビュー]の屋内バージョン[インドア ライブビュー]、[天気][空気品質]レイヤー追加、環境に優しい経路表示、「超低排出ゾーン規制(ULEZ)」アラート、経路表示の[優先モード]、役立つショッピング情報表示、ピックアップ注文時の到着予定時刻共有の、計 6 つです。ただし機能によっては米国のみや海外のみなど、日本では提供されない機能もあります。
[インドア ライブビュー]
「Google マップ」アプリには 2019 年より、AR 徒歩ナビゲーション機能[ライブビュー]が実装されています。
[ライブビュー]は、スマートフォンのリアカメラを利用して、映し出されている画面の風景上に、AR 機能を用いた矢印やマーカーなどを画面上に表示してくれる便利ナビゲーション機能です。ちなみに[ライブビュー]は、Google AR プロジェクト「ARCore」改め「Google Play 開発者サービス(AR)」をサポートしている Android と iOS デバイスに限り利用可能です。
そしてこの[ライブビュー]、これまでは現在地から目的地までの屋外ナビゲーションにて利用可能だったのですが、空港や大型ショッピングモールなど、屋内でのナビゲーション[インドア ライブビュー]も利用できるようになります。例えば敷地が広い空港の場合、チェックインカウンターや保安検査場、手荷物受取所だけでなく、最寄りのエレベーターやエスカレーター、さらにはトイレや ATM なども、[インドア ライブビュー]を用いて迷わず到着することができるようになるわけです。
[インドア ライブビュー]は現在、シカゴ、ロングアイランド、ロサンゼルス、ニューアーク、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトルの一部ショッピングモールにてすでに利用可能で、今後は羽田空港やドイツのチューリッヒ空港でも利用できるようになる予定です。
[天気][空気品質]レイヤー追加
「Google マップ」には、[航空写真]や[地形]、[路線図]や[交通状況]など、地図を選択した仕様の表示に切り替えるレイヤー機能が搭載されています。
そしてこの「Google マップ」のレイヤーに、気温や気象状況を確認できる[天気]と、大気品質を確認できる[空気品質]が、今後数か月以内に追加されます。
ただ[天気]レイヤーはグローバル展開されますが、[空気品質]レイヤーはまず、オーストラリア、インド、米国で展開される予定です。
環境に優しい経路表示
「Google マップ」のカーナビゲーションは、目的地までの最短経路を優先表示してくれるので、特に急いでいるときに便利ですよね。
しかし現在、二酸化炭素の削減や燃料消費量削減など、世界的に環境に配慮した傾向にあるわけです。そんな環境に配慮した、環境に優しい経路表示機能が、「Google マップ」に実装されます。
環境に優しい経路表示では道路の傾斜や交通渋滞などに基づいて、二酸化炭素排出量が最も少ない経路を表示してくれるようになります。もちろんこれまでの最短経路表示は継続表示されるので、ユーザーは最短到着経路と最小二酸化炭素排出量経路を比較して経路選択ができるようになります。
ちなみに環境に優しい経路表示は、2021 年後半に Android と iOS の「Google マップ」アプリで利用できるようになる予定です。
「超低排出ゾーン規制(ULEZ)」アラート
大気汚染抑制対策として欧州を中心に、特定のディーゼル車などの汚染車両を制限する「超低排出ゾーン規制(ULEZ)」エリアが設けられています。
「Google マップ」では、経路表示時にこの「超低排出ゾーン規制」エリアをアラート表示してくれるようになります。
「Google マップ」の「超低排出ゾーン規制(ULEZ)」アラートは、イツ、オランダ、フランス、スペイン、英国で 2021 年 6 月から提供開始される予定です。
経路表示の[優先モード]
「Google マップ」では経路表示の新機能として、目的地までを移動手段別に一覧表示してくれる[優先モード]が提供されます。
[優先モード]の特徴は、これまでの「Google マップ」経路表示で用いられていた[🚘(車)][🚊(公共交通機関)][👤(徒歩)][🚖(タクシー)][🚴(自転車)]のタブ切り替え仕様ではなく、タブを切り替えずに 1 ページ内における一覧表示で移動手段別の比較確認ができる点です。
[優先モード]は高度な機械学習が用いられている点も特徴で、ユーザーがよく自転車を利用する場合は自転車を用いたルートが優先して表示されるようになります。また、地下鉄が駆け巡っているニューヨーク、ロンドン、東京、ブエノスアイレスなどでは、地下鉄を用いた経路表示が優先表示されるようになります。
役立つショッピング情報表示
「新型コロナウイルス(COVID-19)」の影響で、宅配や店舗での商品ピックアップなどの需要が高まっています。
そのため今後「Google マップ」では、配送業者、集荷と配送の時間枠、料金、注文の最小額など、マップの店舗情報ページにて役立つショッピング情報として表示されるようになります。ただし役立つショッピング情報表示は、店舗側が「Google マイビジネス」を用いて各情報を登録しておく必要があるため、店舗側の「Google マイビジネス」への取り組みが必須です。
役立つショッピング情報表示は、まずは米国の一部で提供開始されていて、今後拡大される予定です。
ピックアップ注文時の到着予定時刻共有
米国では大手スーパーマーケットと Google が提携し、ユーザーがアプリなどから事前に商品を注文しつつ店舗で受け取りを行うピックアップ注文時に、出発時間と到着時間を店舗に共有できる到着予定時刻共有機能が提供されます。
到着予定時刻共有機能は共有してから店舗に到着するまで継続的に情報更新が行われるため、店舗側はユーザーの到着タイミングに合わせて商品のピックアップを完了させておくことが可能です。またチェックインも知らせることができるので、無駄なく最小限の接触でピックアップ注文商品を受け取ることができるようになります。
Source:Google