- Wear OS 版「Gboard」アプリがついに日本語をサポート
- ケータイ入力方式でテキスト入力が可能
- ただしまだ「Google 日本語入力」アプリの方が使いやすい
Google は 2021 年 5 月 5 日、Google 文字入力サービス「Gboard」の Wear OS 版アプリを v2.0.10 にアップデートし、ついに日本語対応を開始しました。
「Gboard」は Android と iOS において、すでに日本語入力をサポートしています。しかし Wear OS については日本語入力をサポートしておらず、別途「Google 日本語入力」アプリをインストールする必要がありました。
その Wear OS 版「Gboard」アプリが、ようやくの日本語対応。Wear OS 版「Gboard」アプリは、Wear OS のデフォルトキーボードとしてプリインストールされているため、最新版アプリにアップデートするだけで、日本語入力ができるようになります。また実際の日本語入力方式は、「Google 日本語入力」アプリのフリック入力とは異なり、ケータイ入力方式となります。
ただし、Wear OS 版「Gboard」アプリ、なぜかデフォルトでは日本語 / 数字記号の切り替えしかできず、アルファベット入力のために[英語]などの他言語キーボードを追加しても、「Gboard」アプリ上の言語をいちいち日本語 / 英語で変更しないといけないという、キーボード上で入力言語を切り替えられない超ダメダメ仕様です。
つまり、Wear OS 版「Gboard」アプリが日本語をサポートしたからといって、まだ実用性はかなり低め。これまで通り「Google 日本語入力」もしくは「Google 手書き入力」アプリを利用するほうが、はるかに実用的です。
とりあえず、Wear OS 版「Gboard」アプリの今後のアップデートに期待しましょう。
とはいえ、Android 版「Google 日本語入力」アプリは 2021 年 3 月 31 日をもって、すでにサポートが終了してしまっています。サポート終了しても一応まだ使えはしますが、今後はアップデートなど一切ないため、不具合が発生しても改善されることはありません。早急に Wear OS 版「Gboard」アプリの実用性を上げて欲しいところ。
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— Wear OS by Google (@WearOSbyGoogle) May 6, 2021
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