- Google、Google Pixel スマートフォンに提供する新機能「Feature Drop」の最新版を発表
- 歩きスマホ抑制機能[前方注意]などすでに提供済み機能も合わせて計 9 機能が提供へ
- なんと「通話スクリーニング(Call Screening)」は日本解禁!
Google は 2021 年 6 月 7 日、Google Pixel スマートフォンに提供される新機能「Feature Drop」の最新版を発表しました。
新たに Google Pixel スマートフォンに提供される新機能「Feature Drop」は、「天体タイムラプス」撮影、新壁紙「厳選カルチャー」& 新着信音「サウンド オブ プライド」、「Google フォト」の[ロックフォルダ]、自動車事故検出機能提供拡大、歩きスマホ抑制機能[前方注意]、“OK Google、電話に出て(電話を拒否して)”、「Gboard」スマートコピー & ペースト、「通話スクリーニング(Call Screening)」日本解禁、「レコーダー」アプリの言語拡張の、すでに提供済み機能も含めた計 9 個です。
新機能「Feature Drop」は、2021 年 6 月 7 日に配信開始された Android セキュリティパッチレベル更新を含むソフトウェアアップデートや対象のアプリアップデートにて順次提供されます。
ちなみに、最新の新機能「Feature Drop」は計 9 個となっていますが、国内版 Google Pixel スマートフォンに対しては、そのうち 7 個の新機能が追加されます。一部の機能は国内未対応です。
「天体タイムラプス」撮影
Google Pixel スマートフォンのデフォルトカメラアプリ「Google カメラ」にて、暗所特化撮影機能「夜景モード」による天体撮影の際に、静止画だけでなくタイムラプス動画も同時に撮影する「天体タイムラプス」撮影 が利用できるようになります。
Google Pixel スマートフォンでは、三脚などで Google Pixel スマートフォンを固定して「夜景モード」撮影を行うことで、夜空をキレイに撮影できる「天体写真」撮影モードが以前より実装されています。
そして新たに実装される「天体タイムラプス」撮影では、「天体写真」撮影モードと同じ要領で夜空を撮影することで、静止画だけでなくタイムラプス動画まで撮影することができるようになります。かなり魅力的な新撮影機能です。
ただし「天体タイムラプス」撮影は、「Pixel 5」「Pixel 4a(5G)」「Pixel 4a」「Pixel 4」「Pixel 4 XL」で利用できるようになりますが、「Pixel 3」「Pixel 3 XL」「Pixel 3a」「Pixel 3a XL」では利用できません。
新壁紙「厳選カルチャー」& 新着信音「サウンド オブ プライド」
Google Pixel スマートフォン用に、新しい壁紙「厳選カルチャー」3 枚と新しい着信音「サウンド オブ プライド」が提供されます。
新しい壁紙「厳選カルチャー」3 枚は、ロンドンを拠点とする画家で詩人の Ashton Attzs 氏によって、Google Pixel のために特別作成された 3 枚です。また、LGBTQ+ アーティストや YouTube クリエイターが作成した新しい着信音や通知音「サウンド オブ プライド」も提供されます。
「Google フォト」の[ロックフォルダ]
Google Pixel スマートフォンのオンラインフォトライブラリサービス「Google フォト」アプリに、パスコード(もしくは生体認証)で保護される新しい[ロックフォルダ]機能も提供されます。
この「Google フォト」の新しい[ロックフォルダ]機能は、2021 年 5 月に開催された Google 開発者向けイベント「Google I/O 2021」にて発表された機能です。
「Google フォト」の[ロックフォルダ]に保存された写真や動画は、「Google フォト」のメディア一覧に表示されなくなり、パスコードや生体認証でロックを解除しない限り回覧できなくなります。また[ロックフォルダ]に保存された写真や動画は、Google クラウドストレージの「Google フォト」ではなく、Google Pixel スマートフォンのローカルフォルダに保存されます。
ちなみに、「Google フォト」の[ロックフォルダ]は、写真や動画を撮影する際に、[ロックフォルダ]用撮影として事前設定することが可能です。
人に見せたくない、見られたら困る写真や動画がある場合に活用できる新機能ですね。
自動車事故検出機能提供拡大
米国、英国、オーストラリアで提供されてきた Google Pixel スマートフォンにプリインストールされている「緊急情報サービス」アプリの自動車事故検出機能が、スペイン、アイルランド、シンガポールにも提供拡大され利用できるようになります。
「緊急情報サービス」アプリの自動車事故検出機能は、重大な交通事故に遭った場合にその事故を検出し、Google Pixel スマートフォンがユーザーに対して無事かどうかの確認を行います。そして万が一その確認に対する応答がなかった場合、Google Pixel スマートフォンが自動的に緊急連絡を行って、現在地やそのほかの情報を緊急連絡先に伝えてくれます。
日本でも提供して欲しい機能です。
歩きスマホ抑制機能[前方注意]
Google Pixel スマートフォンには 2021 年 4 月より、歩きスマホを抑制する[前方注意]機能が提供されていますが、今回の「Feature Drop」にて改めてその機能が紹介されています。
歩きスマホを抑制する[前方注意]機能は、Google Pixel スマートフォンにプリインストールされているスマートフォン運用改善アプリ「Digital Wellbeing」の新機能です。
“OK Google、電話に出て(電話を拒否して)”
手元から少し遠いとこにに置いてある Google Pixel スマートフォンに電話着信があった場合に、“OK Google、電話に出て” もしくは “OK Google、電話を拒否して” で着信に対する対応をボイスコントロールのみで行うことができるようになります。
「Gboard」スマートコピー & ペースト
Google Pixel スマートフォンのデフォルト文字入力アプリ「Gboard」にて、スマートコピー & ペーストが利用できるようになります。
「Gboard」のスマートコピー & ペーストは、メールアドレス、URL、電話番号、数字、住所、日付、時刻などの情報を含むテキストの文全体をコピーした場合に、それぞれの情報を読み取りつつ情報ごとにクリップボードにコピーし、そしてクリップボードから適切な情報を貼り付けることができます。
例えば、“明日は 090-0000-0000 に電話番号してください。もしくは info@jetstream.buzz にメールを送ってください。” という文全体をコピーした場合に、文全体のほか、“090-0000-0000(電話番号)” と “info@jetstream.buzz(メールアドレス)” がそれぞれクリップボードにコピーされ、電話番号やメールアドレスを個別に貼り付けることができるようになるわけです。これまでは手動で個別にコピーする必要がありましたが、スマートコピー & ペーストではその必要がなくなります。
ただし、住所、日付、時刻については、特定の国や地域、特定の言語でのみ利用可能。
「通話スクリーニング(Call Screening)」日本解禁!
米国とカナダで先行提供されている、電話が掛かってきたときに自身が電話に出ずに「Google アシスタント」に代わりに応答してもらって発信者情報と要件を確認することができる「通話スクリーニング(Call Screening)」が、なんと日本でも解禁されます。
ただし、米国では自動で「Google アシスタント」が着信に応答し発信者情報と要件を確認する「自動通話スクリーニング」が提供されていますが、日本で解禁される「通話スクリーニング」は、着信があった場合に画面上に表示される[着信をスクリーニング]をタッチすることで発動する、「手動通話スクリーニング」仕様となります。
「レコーダー」アプリの言語拡張
Google Pixel スマートフォンにプリインストールされているボイスレコーダーアプリ「レコーダー」にて提供されている音声テキスト化機能が、米国英語のほか、シンガポール、オーストラリア、アイルランド、イギリス英語などでも利用できるように言語拡張されます。
「レコーダー」アプリの音声テキスト化機能では、テキスト化した音声の検索や編集、共有などが可能。ただし残念ながら、日本語はまだ未対応です。
「レコーダー」アプリの言語拡張は、「Pixel 3」以降の Google Pixel スマートフォンにて、2021 年 7 月末までに行われる予定です。
Source:Google