- Google、コンテンツ連動型広告配信サービス「Google アドセンス」のファーストプライスオークション形式移行を発表
- これまではセカンドプライスオークション形式を導入
- 2021 年後半にファーストプライスオークション形式移行完了予定
Google は、ブログメディアや YouTube など向けに提供しているコンテンツ連動型広告配信サービス「Google アドセンス(Google AdSense)」の広告掲載入札形式を、これまでのセカンドプライスオークション形式からファーストプライスオークション形式に移行すると発表しました。
「Google アドセンス」は、様々なメディアやコンテンツに広告を掲載したい広告主が、オークション形式で広告枠を落札する仕様のインターネット広告サービスです。その際にこれまで導入されてきた落札形式が、セカンドプライスオークション形式です。
セカンドプライスオークション形式とは、入札額が一番多かった落札者が、二番目に多かった入札額に +1 円を足した金額で落札することができる形式です。例えば入札最高額が 10,000 円でその下の入札額が 9,000 円だった場合、10,000 円を提示した落札者が 9,001 円で落札することができるわけでですね。
セカンドプライスオークション形式のメリットは、落札額が跳ね上がることが少なく、落札希望者(広告主)が積極的に入札できる点です。逆にデメリットは、実際の落札金額が不明確となる点。これを逆手にとって、不正が行われる場合もあったりします。
一方の、今回新たに「Google アドセンス」に導入されるファーストプライスオークション形式は、一番高値を提示した落札者がその金額で落札できる、至ってシンプルな形式です。そのため、場合によっては落札額が高くなる点がデメリットでもあり、広告掲載メディアにとってはメリットでもあります。だたしそのため、積極的な入札が行われにくくなる場合もあります。
「Google アドセンス」がファーストプライスオークション形式に移行するということで、日々ブログを書いて報酬を得ている私にとって、対応不要なものの無関係とは言い難い事柄。収益下がらなければいいのですが。
「Google アドセンス」のファーストプライスオークション形式移行は、2021 年後半に完了する予定です。また(私のような)ブロガーなどの「Google アドセンス」広告利用メディアが行うべきことや準備すべきことなどは、特に何もありません。
Source:Google