- 目を上左右に動かして言葉を選んで発話できる Android 版「Look to Speak」アプリがついに日本語対応
- フロントカメラを利用して視線の動きを検知
- 身体的な障がいや発話障がいがある方向けアプリ
Google が身体的な障がいや発話障がいがある方向けに提供している Android 版「Look to Speak」アプリに対し、2021 年 11 月中旬にアプリバージョン v1.0.409440473 アップデートが配信開始され、ついに日本語に対応しました。
Android 版「Look to Speak」アプリは、2020 年 9 月に Android 9.0 Pie 以降向けとして提供が開始されたのですが、その後 Android 8.0 Oreo でも利用できるようになりました。しかし当初は日本語に対応していなかったため、日本語利用を行うことはできませんでした。
そして 2021 年 11 月中旬、アプリバージョン v1.0.409440473 アップデートにて、Android 版「Look to Speak」アプリを日本語利用できるようになったわけです。
Android 版「Look to Speak」アプリは、Android デバイスのフロントカメラを利用して目の動き(上左右)を検知する仕様です。その目の動きに合わせて画面選択が行われ、選択した言葉が Android デバイスから発せられます。
Google はこれまで、Android デバイスがユーザーの顔ジェスチャー情報を検出し、各ジェスチャーごとの操作を行ってくれる「Android ユーザー補助設定ツール」の追加障がい者支援ツール「Camera Switches」や、[右を見る][左を見る][見上げる][笑う][眉を上げる][口を開く]の 6 つの顔ジェスチャーに対して[フレーズ発話][テキスト送信][電話発信]など任意の操作をプリセットして顔ジェスチャーでアクションを起動させることができる「Project Activate」、視覚障がい者向け文章認識アプリ「Lookout(Lookout by Google)」などなど、様々な障がい者向け支援ツールやアプリを提供しています。Android 版「Look to Speak」アプリも、その一つです。
ちなみに Android 版「Look to Speak」アプリ v1.0.409440473 では日本語のほか、現代標準アラビア語、ベンガル語、ドイツ語、スペイン語、ラテンスペイン語、フランス語、ヒンディー語、インドネシア語、イタリア語、韓国語、マラティ語、ポルトガル語、タミル語、テルグ語、ウルドゥ語、ベトナム語もサポートされています。