- 「au」、「Pixel 6」の 2.5GHz 帯次世代通信規格「5G(n41)」対応発表
- 2022 年 3 月版ソフトウェアアップデートで対応
- おそらく「Pixel 6 Pro」でも対応
KDDI は 2022 年 3 月 22 日、MNO ブランド「au」が販売している次世代 Google Pixel スマートフォン「Pixel 6(au 型番:GA02910)」の、2022 年 秋より開始される UQ コミュニケーションズ保有 2.5GHz 帯(B41 / n41)次世代通信規格「5G(au 5G)」対応を発表しました。
「Pixel 6」の 2.5GHz 帯「5G」対応は、2021 年 3 月 22 日未明より配信が開始された 2022 年 3 月版ソフトウェアアップデート(ビルド番号 SP2A.220305.013.A3)にて行われています。
そもそもの 2.5GHz 帯「5G」は、現在 4G LTE Band 41 として展開されている電波を、一部地域対象に「5G(n41)」に「New Radio 化(NR 化)」して転用開始される電波サービスです。「NR 化」は既存の 4G LTE 基地局をそのまま利用して「5G」網を展開することができるため新たに「5G」基地局を建てる必要がなく、よりスピーディーに「5G」エリアを構築していくことができる点がメリットとなっています。
逆に「NR 化」は、一部で “なんちゃって 5G” とも揶揄されていて、「Sub6」「ミリ波」網ほどの速度が出なかったり、既存の 4G LTE 電波を転用しているために本来の 4G LTE 網を圧迫するなどの懸念点がデメリットとも言われています。
「au 5G」エリアは、KDDI が公開している次世代通信規格「au 5G」エリアを含むサービスエリアマップにて確認可能。また「au 5G」サービスエリアマップでは、「NR 化」エリアも[5G NR 化]エリアとして色分けされています。
ちなみに、今回「5G」n41 への対応が発表されたのは、au が販売している「Pixel 6(au 型番:GA02910)」ですが、「Pixel 6」日本国内モデルの型番は「GR1YH」で統一となっているため、おそらく SIM フリー版「Pixel 6」も同様に「5G」n41 に対応していると予想されます。また、au は上位モデルの「Pixel 6 Pro」を販売していませんが、同ビルド番号のソフトウェアアップデートが配信されている日本国内向け SIM フリー版「Pixel 6 Pro(GF5KQ)」でも、同様に「5G」n41 に対応しているはずです。
Source:KDDI