- Google Play 以外のユーザー選択課金プログラムに対象国に日本などを追加
- 欧州(EEA)諸国、オーストラリア、インド、インドネシア、日本
- まずはパイロット版として対象地域のアプリ開発者が参加可能に
Google は 2022 年 9 月 1 日(木)、2021 年から開始した Android のアプリ内課金における Google Play 以外のユーザー選択課金プログラムの対象国に、新たに欧州(EEA)諸国、オーストラリア、インド、インドネシア、日本を追加しました。
ついに日本国内の Android アプリ内課金において、Google Play 以外のアプリ内決済が可能となります。このユーザー選択課金プログラムは、まずはパイロット版として対象地域のアプリ開発者が参加可能。ただし、ゲームアプリについては参加不可。
Google Play を始めとしたアプリ内課金の決済はこれまで、そのプラットフォーム提供元が用意した、手数料の高い(15% ~)手段しか選ぶことができませんでした。つまりアプリ開発者は、プラットフォームの支配の元でしかアプリを提供したりアプリ内課金を提供することができなかったわけです。
これはごく当たり前のことかもしれませんが、単刀直入に、Google や Apple などプラットフォーマーの支配力が高まっていることに対して世界的に懸念されるようになったことを発端に、Google は 2021 年よりまずは韓国にて、Google Play 以外のユーザー選択型アプリ内課金決済プログラムを解禁しました。そして今回、新たに欧州(EEA)諸国、オーストラリア、インド、インドネシア、日本にて解禁されたというわけです。
アプリ開発者側は Google Play 以外のアプリ内決済を提供し、そしてユーザーがその方法で支払った場合、手数料は 4% となります。通常の 15% から 4% となるため、一気に負担が減りますね。
Source:Google