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Sony Z Ultra

半年前のSony Z Ultra Google Play Editionの記事が伸びているので

去年の暮れに発売され私も入手したSony Z Ultra Google Play Edition、どうやら日本から簡単に購入できるショップでの販売が開始されたようで、半年前に書いた当ブログの記事へのアクセス数が増えてきております。

確執があるのでショップ名やリンクなどは載せませんが。。。

ということで、改めてポイントやグローバル版・C6833との違いなどを書きました。

Sony Z Ultra Google Play Editionは、簡単に申し上げるとXperia Z UltraベースのNexus端末で、製造元はSony Mobileですが販売はGoogleが管轄しております。

またベースとなっているXperia Z Ultraもグローバル版・C6833ではなく北米版・C6806がベースとなっているため、基本スペックはC6806と同じになります。

C6833とC6806の大きな違いは対応する通信方式の対応周波数で、LTEの対応周波数が異なります。

  • C6833:LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 20)
  • C6806:LTE (Bands 1, 2, 4, 5, 7, 8, 17)

現在日本におけるLTE周波数で関係があるのはBand 1(2,100)・3(1,800)・8(900)。

Google Play EditionはBand 3(1,800)に対応していないため、docomoが提供しているBand 3(1,800)の下り最大150Mbps対応の通信が利用できません。

ただしBand 3(1,800)は現在東京・関西の一部でしか展開していないため、他の地域にお住いの方などはあまり関係がないと言えます。

またBand 8(900)に関してはsoftbankが提供開始中のいわゆるプラチナLTEですが、エリアや遅延などの問題があるようで、何とも言えません。

ソフトウェアに関しては、Sony Z Ultra Google Play Editionはほぼ素のAndroidを搭載していてGoogle管轄の端末でもあるため、Androidの新バージョンが配信されるとNexus機などとほぼ同時にアップデートが配信されます。

ちなみに現在はAndroid 4.4.4が最新ですが、Xperia Z Ultraに対してもAndroid 4.4.4が配信されているので、現在はSony Z Ultra Google Play Edition・Xperia Z Ultra共に同バージョンとなっております。

問題は今後展開されるAndroid Lへのアップデートです。

Sony Z Ultra Google Play Edition・Xperia Z Ultra共にAndroid Lへの対応は今のところ未定です。

恐らくアップデートされるとは思いますが、仮にアップデートされるとしたら当然Sony Z Ultra Google Play Editionの方が先にアップデートされるでしょう。

その他、基本的なハードウェアスペックはSony Z Ultra Google Play Edition・Xperia Z Ultra共に一緒で、ディスプレイに関してトリルミナスディスプレイ・高感度タッチパネルが採用されているため先の細いペンなどでも操作が可能です。

ただしSony Z Ultraに関してはペンでの操作ができるものの専用のスケッチアプリがインストールされていないため、ペンを使用した入力や画像のトリミングなどができません。

ちなみに強引にAPKファイルからインストールしようとしても無理でした。 ※システム領域に手を出せば可能かもしれませんが、お勧めはいたしません。

アクセアリーに関しては、ハードウェアがまったく一緒なのでSony Z Ultra Google Play Editionに対してXperia Z Ultra用のアクセサリーをそのままお使いいただけます。

個人的な見解としては、昨今のXperiaはUIや仕様が非常に優秀なため、素のAndroidとなるSony Z Ultra Google Play Editionは多少退屈感があります。

ただ新OSをいち早く試したい場合や、Google Play Editionの中で唯一日本国内のLTEを掴むということから、実用的かつ遊び用端末としても使い勝手は良いかと思います。

そもそもBLACKカラーオンリーのSony Z Ultra Google Play Editionが嫌と言う方は問題外でしょうが。

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執筆者情報:石井 順(管理人)

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「半年前のSony Z Ultra Google Play Editionの記事が伸びているので」への5件のフィードバック

  1. 初めまして。
    詳しい内容とても参考にしております。
    Z UltraのC6833とC6806のLTE Bandに関して
    御質問させて下さい。

    日本での使用に関しましてはどちらの機種でも問題無いと貴社のブログにて教えて頂きましたが 、
    もしも北米(アメリカ・カナダ)、欧州などの海外でも使用する場合(プリペイドSIM等にての利用ですが)、
    グローバル版C6833と北米版C6806のLTE Bandの差異(3,17,20の有無)を考えますと
    どちらが宜しいのでしょうか。

    ご教示頂けましたら幸いです。

    1. その国のキャリア・プリペイドSIMの通信方式・周波数が異なるのでなんとも言えませんね。
      北米地域ならC6806、その他だったらC6833、でいいんじゃないでしょうか。

      ちなみにC6833は日本でも簡単に入手できますけど、GPE以外のC6806は国内入手厳しいと思いますよ。

      1. お忙しいところお返事いただきまして有難う御座います。

        ご内容参考に致します。

        有難う御座いました。

  2. ひとつだけ質問させて下さい。
    SONY Z Ultra GPEには、設定の「言語と入力」の項目で、POBox Touchが入っていますか?
    北米でSONY Storeにて販売されていたものはC6806で、POBox Touchも導入されていました。
    結構、便利なIMEだと思います。
    よろしく。

    1. 確認したところ入っていませんでした。
      恐らくXperiaのUIに準拠しているIMEだと思うので、素のAndroid UIであるXony Z Ultraには入っていないんだと思います。
      ハードウェア的な部分はXperiaを継承しつつ、ソフトウェアはNexusって感じですかね。

      よろしく。

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