- Google、新世代 Google Pixel スマートフォン「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」の 64bit アプリのみサポートを正式発表
- 「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」では 32bit アプリのサポートは行われず
- ただし「Android Go」「Android TV」「Android Wear」などの 32bit アプリサポートデバイスにおいては引き続き 32bit アプリサポートが継続
Google は 2022 年 10 月 28 日(金)、2022 年 10 月 13 日(木)発売新世代 Google Pixel スマートフォン「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」について、64bit アプリのみをサポートする初の Android スマートフォンであることを正式発表しました。
「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」は、これまでのデバイスにて行われていた 32bit アプリと 64bit アプリの両サポートではなく、64bit アプリのみのサポートとすることで、これまでよりも 25% も優れたパフォーマンスを発揮する模様。また 32bit コードも削除されているため、RAM においては約 150MB が節約されるとしています。
要は、これまで 32bit アプリと 64bit アプリの両サポートではその分のリソースが必要となっていたのですが、64bit アプリのみをサポートする仕様となったことで 32bit アプリに費やしていたリソースがなくなり、パフォーマンス向上や RAM 節約の恩恵を受けられるようになったということです。また、バックグラウンドで実行されるアプリのジャンクデータも減り、さらにセキュリティ面でも優れた効果を発揮するとしています。
Google は Android に対して、2014 年に初の 64bit アプリを導入しました。そして 2017 年に「Google Play」ポリシーを変更し、2019 年以降はアプリ開発者に対して、64bit アプリのサポートを義務付けています。
ただし、「Android Go」「Android TV」「Android Wear」などの 32bit アプリサポートデバイスにおいては、引き続き 32bit アプリのサポートが継続されるとしています。「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」などの 64bit アプリサポートデバイスにおいては 64bit アプリが、32bit アプリサポートデバイスにおいては 32bit アプリが、「Google Play ストア」で配信されるということです。
Source:Google