Windows Phone 8.1での新機能Wi-Fiセンサー、一応MicrosoftのHPに専用ページが設けられているのですが、説明が細々し過ぎていてとってもわかりにくい。
Microsoft:Wi-Fi センサーを使用した接続
ということで自分なりにWi-Fiセンサーに関してまとめてみました。
Wi-Fiセンサーはまず大きく二つの機能があります。
- 無料Wi-Fiスポットへの自動接続
- 自分の接続しているWi-Fiのパスワードレス共有
この二つの機能はそれぞれON/OFFで切り替えることができるようになっています。
また各機能の中でも少し細かい設定が可能です。
無料Wi-Fiスポットへの自動接続
例えばコンビニとかファーストフード店で解放されている無料のWi-Fiスポットに勝手に接続してくれる機能です。
一見普通の機能のように思えますが、ここからがWi-Fiスポットの神髄。
Wi-Fiセンサーの”Wi-Fiスポットに接続”をONにしている端末でWi-Fiスポットに接続した際に、その情報がMicrosoftのクラウドに送信されクラウドに登録されます。
他のユーザーが接続したWi-Fiスポットの情報がクラウドに登録されることにより共有が可能となり、別のユーザーがそのWi-Fiスポットのエリアに入った際に自動で接続してくれるのです。
つまりいちいち新しいWi-FiスポットのSSIDを選択する必要がないわけです。
また無料のWi-Fiスポットでも名前・電話番号・メールアドレスの入力が必須の物に対して、事前に端末の登録しておくことにより自動で入力・送信をしてくれます。
ありがた迷惑というかセキュリティ的に不安が残りますが、不安だったら登録せず、また入力必須のWi-Fiスポットには接続しないように設定しておくことも可能です。
無料Wi-Fiスポットへの自動接続は単に接続履歴的な物がクラウドに登録されるわけでなく、通信品質なども情報も登録されるそうです。
そして複数のWI-Fスポットが存在した場合にその中から一番最適なWi-Fiスポットに接続してくれるとのこと。
もちろん接続をサポートしてくれるだけで端末から送信される情報などに関しては特に制御されません。
そのため同じWi-Fiスポットに悪いことをしよとする人が接続している場合に情報を抜かれてしまう危険性はあります。
Wi-Fiスポットに接続する場合はブラウジングや動画再生程度にとどめておいた方が良い、とMicrosoftも説明しています。
自分の接続しているWi-Fiのパスワードレス共有
例えば自前のモバイルWi-FIや自宅のWi-Fiなどを、パスワードを教えることなく他人に解放・共有できる機能です。
これもよくありそうな機能ですが、ちょっと複雑。
まず他人と言っても下記サービス内で繋がっている人に限ったことで、まったく繋がりのない人に解放するわけではありません。
- Outlook.com
- Skype
ちなみに現在は各サービスに対して共有のON/OFFを切り替えることができますが、個人を指定したりするような細かい設定はできないそうです。
また共有するにあたって、端末に設定してあるSSID毎に設定をONにしておく必要もあります。
ちなみに共有するWi-Fiに接続されている端末・PCなどのフォルダ・ファイルにはアクセスできないとのことなので、セキュリティ面では安心です。
逆に例えばビジネスにおいてフォルダ・ファイルを共有する場合は一般的なパスワードでのWi-Fiへの接続でなければいけません。
またWi-Fiのパスワードレス共有は共有をONにしている端末を介して他人の端末がWi-Fiに接続されるわけでなくダイレクトに他人の端末がWi-Fiに接続されるので、自分の端末の情報を盗まれることもないとのこと。
以上がWindows Phone 8.1の新機能”Wi-Fiスポット”の説明となります。
“Wi-Fiスポット”がONになっている端末・情報・SNS上での繋がりが必要な機能なので、そもそもWindows Phone 8.1搭載端末が正式に発売されていない日本ではなかなか広がりにくいサービスかと思われます。
例えば日本でWindows Phone 8.1の発表会や勉強会などを開催する際に、Wi-Fiのパスワードレス共有を使ったら面白いとは思いますが、、、現状は難しいですかね^^;