- 「Google Vault」がクライアントで暗号化ファイルの保持 / 検索 / エクスポートをサポート
- 「Google Vault」は有料版「Google Workspace」に実装されている企業向けの電子情報管理ツール
- ただしメール本文内に画像が添付されるインライン画像仕様のメールはプレビュー不可
Google は 2023 年 1 月 17 日(火)、有料版「Google Workspace」に実装されている企業向けの電子情報管理ツール「Google Vault」における、クライアントで暗号化ファイルの保持 / 検索 / エクスポートのサポートを発表しました。
「Google Vault」は、「Google Workspace」上でやり取りされたメールや「Google ドライブ」ファイル、「Google Chat」のやり取りなどを保存してデータを保持したり、検索 / エクスポートができる、情報ガバナンスと電子情報開示のための企業向けツールです。これまでクライアント側で暗号化されたファイルはサポート対象外だったのですが、新たにクライアント側で暗号化されたファイルもサポート対象となりました。
ただし、メール本文内に画像が添付されるインライン画像仕様のメールについては、「Google Vault」ではプレビュー不可となります。インライン画像仕様のメールは「Google Vault」に保存自体はできるものの、件名 / 送信者 / 受信者のみの表示となります。
ちなみに「Google Workspace」にはすでに暗号化が標準搭載されているため、これまで暗号化がサポートされていなかったわけではありません。あくまでも、Google 以外の範囲で暗号化されたファイルが新たにサポートされたということです。
Source:Google