- Google、森林環境把握ツール「Tree Canopy」対象都市を世界約 350 都市に拡大
- これまでは世界 14 都市で展開
- 2021 年 9 月にも世界 100 以上の都市への展開拡大が一旦発表されていた
Google は 2023 年 3 月 29 日(水)、森林面積などの森林環境情報や温度上昇リスクなどを把握できる WEB ツール「Tree Canopy」の対象都市を、世界約 350 都市に拡大すると発表しました。
「Tree Canopy」は、AI と航空画像を組み合わせて、その都市の現在の樹木被覆率を把握しつつ都市林業計画を適切に遂行できるようにする WEB ツール。当初はロサンゼルスの森林環境情報から提供が開始され、その後は 14 都市に展開拡大されました。ちなみに 2021 年 9 月下旬に開催された検索ニュース発表イベント「Search On ’21」では、世界 100 以上の都市に展開拡大するとも発表されていたのですが、どうやらこれまで拡大されていなかった模様です。
そしてこの「Tree Canopy」は、アトランタ、ボルチモア、ブエノスアイレス、リスボン、メキシコシティ、パリ、シドニー、トロントなどを含む約 350 都市に展開拡大されます。また現時点で、世界数千都市への拡大も計画されています。
このほか Google は、都市部で起こりがちな高温化現象「ヒートアイランド現象」を抑制する屋上緑化対策「クールルーフ」の、効果的且つ効率的な地域を把握するためのツールも、試験運用として開始する模様です。
Source:Google