- Google、亜硝酸ナトリウム(NaNO2)を 10% 以上含む商品をショッピング広告ポリシー違反に
- 食品添加物として発色剤などに利用
- 2023 年 5 月 23 日(火)より
Google は 2023 年 4 月 4 日(火)、ショッピング広告ポリシーの変更予定を発表しました。
Google のショッピング広告ポリシーは、Google 検索などに掲載する広告に対して適用される規定です。つまり、一般ユーザーには直接的に関係はありません。
今回変更される Google ショッピング広告ポリシーは、亜硝酸ナトリウム(NaNO2)を含む商品についてです。亜硝酸ナトリウムを 10% 以上含む商品は、2023 年 5 月 23 日(火)をもって広告宣伝ができなくなります。つまり、亜硝酸ナトリウムを 10% 以上含む商品は Google 広告対象外。
亜硝酸ナトリウムは、食品添加物として発色剤や、食中毒の原因ともなるボツリヌス菌や病原性大腸菌の毒素を抑えるために用いられることがある一方で、そもそも毒性も強く、また他の食品添加物と結びつくことで発がん性リスクが高まることから、「国際がん研究機関(IARC)」によって発がん性分類「グループ 2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)」に指定されています。これを考慮しての、Google ショッピング広告ポリシー変更となったと予想されます。
ちなみにアルコール飲料は、亜硝酸ナトリウムよりも上の “ヒトに対して発がん性がある”「グループ 1」分類です。
2023 年 5 月 23 日をもって、亜硝酸ナトリウムの濃度が 10% を超える商品は宣伝できなくなります。今回の危険な商品に関するポリシー の更新はユーザーを保護するものであり、ショッピング広告に適用されます。
Source:Google