- Google、ユーザー参加型サンゴ礁保護支援プログラム「Calling in Our Corals」提供開始
- 海中に設置されたハイドロフォンの録音を聞いて魚の音かどうかを聞き分け、そのデータを AI のトレーニングに活用
- 美術品を高画質鑑賞サービス「Google Arts & Culture」内で展開
Google は 2023 年 4 月 18 日(火)、ユーザー参加型サンゴ礁保護支援プログラム「Calling in Our Corals」を提供開始しました。
「Calling in Our Corals」は、ちょっと変わったプログラムです。ユーザーは、Google がオーストラリア、インドネシア、フィリピン、米国、パナマ、スウェーデンなど 10 か国の海中に設置したハイドロフォンの録音を聞き、魚の音かどうかを聞き分けます。そしてそのデータが、AI のトレーニングに活用されるという仕様。
実際には、まず最初にサンプル音声を聞いて何の音なのかを判定するためのトレーニングをした後に、「Calling in Our Corals」の本番が開始されます。
ちなみに、サンゴ礁には魚やエビ、カニなど、様々な海洋施物が寄ってくるため、海中といえどもかなり騒がしい音声となる模様。しかし乱獲や海洋汚染で魚などの海洋生物が減ると、サンゴ礁周辺の音声も静かになっていきます。
「Calling in Our Corals」は、そのサンゴ礁周辺の騒がしさ監視に向けた AI トレーニングのためのプログラムということですね。ちなみに「Calling in Our Corals」は、Google の美術品を高画質鑑賞サービス「Google Arts & Culture」内で展開されています。
「Google Arts & Culture」アプリリンク
Source:Google