- Google、2 段階認証サービス「Google Authenticator(Google 認証システム)」の Android 版アプリにアプリバージョン v6.0 アップデートが配信
- ようやく Google アカウント同期をサポート
- ロゴも刷新
Google 2 段階認証サービス「Google Authenticator(Google 認証システム)」の Android 版アプリに対し、2023 年 5 月 24 日(水)にアプリバージョン v6.0 アップデートが配信開始されました。
今回の Android 版「Google Authenticator」アプリ v6.0 アップデートでは、Google が一か月前の 2023 年 4 月 24 日(月)に発表したアカウント同期サポートとロゴ刷新が、ようやく適用されています。ちなみに iOS 版「Google Authenticator」アプリは、一か月前に配信されたアプリバージョン v4.0 でアカウント同期サポートとロゴ刷新適用済み。
つまり Android 版「Google Authenticator」アプリは、一か月遅れてようやくのアカウント同期サポートとロゴ刷新適用です。ちなみにアプリ名も、これまでは Android 版「Google 認証システム」アプリと iOS 版「Google Authenticator」アプリで分かれていたのですが、Android 版「Google Authenticator」アプリ v6.0 アップデートで「Google Authenticator」に統一されています。
「Google Authenticator(Google 認証システム)」は、2 段階認証用ワンタイムパスワード管理用サービスです。Android / iOS 版「Google Authenticator」アプリが共に提供されていますが、2 段階認証用ワンタイムパスワードを保存するという性質上セキュリティ面が考慮されていて、これまでは Google アカウント間でのデータ同期はこれまでサポートされていませんでした。
そのため、ある意味応急的な対策として、データのエクスポートとインポート機能が、約 3 年前の 2020 年 5 月より提供されています。
「Google 認証システム」がアカウント同期がサポートされていなかった理由は、前途の通りセキュリティ面が考慮されてのことではあるのですが、データの自動バックアップすら行われないため、Android / iOS デバイスを紛失したり盗難にあった場合などのデータ復旧が不可能となることが一方での問題となっていました。しかし新たに、同じ Google アカウントでログインしているデバイス間でデータが同期されるようになります。
これは、そもそも Google のクラウドデータがセキュアに守られていることはもちろんですが、2 段階認証コードを必要としない新しいサインイン方式「Passkey(パスキー)」が提供開始されたことも理由の一つです。
Google は「Google Authenticator」のアカウント同期解禁と共に、ロゴの刷新も行っています。またデータのアカウント同期を許可するには、「Google Authenticator」アプリを最新版にアップデートしつつ、指示に従って初期設定を行います。
今更対応したとて感
既にMSのやつとかを使ってたらわざわざ移行しようとは思わんなぁ
新規の人は結構ありがたいんじゃないかな