- Android 用「デバイスを探す」アプリにアプリバージョン v2.5.114-4 アップデート配信
- 位置情報暗号化によるオフラインでの位置追跡についに対応
- Android デバイスの[セキュリティ(セキュリティとプライバシー)]設定で[最新の位置情報を保存する]を ON にする必要あり
Android スマートフォンや Bluetooth イヤホンなどのデバイスの位置特定サービス「デバイスを探す(Find My Device)」の Android 用アプリに対し、2023 年 6 月 12 日(火)にアプリバージョン v2.5.114-4 アップデートが配信開始されました。
今回の Android 用「デバイスを探す」アプリ v2.5.114-4 アップデートでは、2023 年 5 月 10 日(水)開催開発者向けイベント「Google I/O 2023」にて発表された、「デバイスを探す」リニューアルがついに展開開始されています。具体的には、位置情報暗号化によるオフラインでの位置追跡解禁です。
「デバイスを探す」リニューアル、「Google I/O 2023」では 2023 年夏の終わりに提供予定と発表されていたので、だいぶ予定が早まりましたね。
Google の「デバイスを探す」は本来、電源 ON でオンライン状態にある Android デバイスだけでなく、その Android デバイスに接続されている Bluetooth デバイスの位置を特定できるデバイス位置追跡サービスです。ただこれまでの懸念点は、モバイルネットワークと Wi-Fi が切られたオフライン状態の Android デバイスや、Android デバイスと Bluetooth ペアリングが切断されてしまっているオフライン状態の Bluetooth デバイスでは、最終オンライン or 最終ペアリング時の位置情報までしか取得できない点でした。
しかしリニューアルされた新しい「デバイスを探す」では、オフライン状態の Android デバイスや Bluetooth デバイスの位置情報まで取得できるようになります。これは、近くにある任意の iOS デバイスを介して位置情報を取得する Apple の「AirTag」と同様の仕様で、オフライン状態の Android デバイスや Bluetooth ペアリングが切断されオフライン状態にある Bluetooth デバイスであっても、世界 10 億台以上の Android ネットワークを活用して位置情報を取得し位置を特定できるようになります。
そしてこの「デバイスを探す」オフライン対応で重要なことは、世界 10 億台以上の Android ネットワークを活用してオフライン状態の位置特定が可能となる一方で、ユーザーのプライバシーはしっかりと保護される点です。世界 10 億台以上の Android ネットワークを活用して取得された位置データはエンドツーエンドで暗号化されるため、第三者はもちろん、Google でさえもそのデータの回覧は不可となります。
実際に Android 用「デバイスを探す」アプリにてオフライン位置追跡を利用するには、Android デバイスの[セキュリティ(セキュリティとプライバシー)]設定で[最新の位置情報を保存する]を ON にしておく必要があります。[最新の位置情報を保存する]を ON にすることで位置情報が暗号化されて Google のクラウドに保存され、そしてオンライン状態でも最新の位置情報を基にしたデバイス追跡を行うことができるようになります。
「デバイスを探す」アプリリンク
Source:Google
頑張っているのよね