- Google、「Google ビジネス プロフィール」を悪用する詐欺師を相手に消費者保護訴訟を開始
- 一般消費者を欺く行為を Google は特に許さない
- 悪いことはできませんし、ざまぁみろ(詐欺集団ども)
Google は 2023 年 6 月 16 日(金)、無料のローカルビジネスツール「Google ビジネス プロフィール(旧 Google マイビジネス)」において最近横行している、いわゆる「金を払わないと低評価」系詐欺や、逆に高評価用レビュアー販売系の不正操作集団に対して、消費者保護訴訟を起こすとようやく発表しました。
今回 Google が起こした消費者保護訴訟は、例えば 350 件以上の「Google ビジネス プロフィール」アカウントに対して、14,000 件以上の不正レビューを投稿した者などが対象。もちろん Google のサービスを悪用している点が問題ではありますが、何より一般消費者を欺く行為を、Google は特に許しません。
ちなみに米国の公正取引監督機関「連邦取引委員会(FTC)」の調査によると、米国では不正レビューのせいで消費者は毎年平均 $125(約 17,500 円)も無駄に出費をさせられている模様。Google は、不正なコンテンツ操作を 24 時間 365 日監視していて、2022 年中は 185,000 以上の中小企業を詐欺師や不正レビューから保護したとのことです。
しかしそれでも Google の怒りは収まらないということで、今回の消費者保護訴訟へと発展したわけです。悪いことはできませんし、何よりざまぁみろですね。また、「Google ビジネス プロフィール」を活用している事業者にとっても、ありがたい対策と言えます。
Source:Google