- Google Pixel スマートフォン「Google アシスタント」機能「クイック フレーズ」の[着信]がデフォルトで OFF に
- 意図せずに通話がつながることがあるため
- 「クイック フレーズ」は「Pixel 6」以降の「Tensor」「Tensor G2」プロセッサ搭載 Google Pixel スマートフォンに実装
2021 年 10 月に発売された Google オリジナルプロセッサ「Tensor」搭載 Google Pixel スマートフォン「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」にて初搭載された、「Google アシスタント」新機能「クイック フレーズ」。
Google Pixel スマートフォンの「クイック フレーズ」は当初から現在に至るまで、アラームやタイマーが鳴った時に “OK Google” 不要で[ストップ]もしくは[スヌーズ]と言うことでアラームやタイマーを制御できる[アラームとタイマー]と、電話着信時に “OK Google” 不要で[応答する]もしくは[拒否する]のみで制御できる[着信]の 2 つの機能が提供されています。もちろん、Google オリジナルプロセッサ第 2 世代「Tensor G2」を搭載する「Pixel 7」「Pixel 7 Pto」「Pixel 7a」「Pixel Fold」でも利用可能です。
そんな Google Pixel スマートフォンの「クイック フレーズ」ですが、いつの間にか[着信]がデフォルトで OFF に設定された模様です。おそらくこれまで ON にしていたとしても勝手に OFF 設定となっていて、改めて ON にしないと利用できなくなっています。
これはおそらく、意図せずに通話がつながることがあるため。「クイック フレーズ」の[着信]は電話着信時に “OK Google” 不要で[応答する]もしくは[拒否する]のみで制御できる機能となる特性となっているのですが、逆に言えば、「Google アシスタント」がユーザー以外の他人が言った[応答]というフレーズに反応してしまったり、[応答]もしくは[応答する]に似た言葉を[応答]として誤検知した場合でも、勝手に通話がつながってしまう可能性があります。
厄介なことに、この[着信]の誤検知は「マナーモード」利用中でスマートフォンの着信に気づいていない場合でも発生する可能性があります。そしておそらくは、[応答]誤検知によるクレームも実際に発生していたのでしょう。
これらを受けて、[着信]がデフォルトで OFF に設定されたと予想されます。「クイック フレーズ」の[アラームとタイマー]は実用的な機能で利用されているユーザーも多いかと思いますが、一方で[着信]はそこまで実用的な機能ではないため、OFF になったところで多くのユーザーにとって支障はないはずです。
もし「クイック フレーズ」の[着信]設定が OFF になっていない場合でも、ご自身の運用環境を考慮しつつ ON にするか OFF にするかを検討することを推奨します。