- DJI、「Osmo Pocket」シリーズ最新モデル「Osmo Pocket 3」正式発表
- ついに 1 インチ CMOS センサー搭載でタッチスクリーンも回転式の 2 インチサイズに拡大
- 本体価格税込み 74,800 円 ~(シリーズ最高価格)
ドローンメーカー DJI は 2023 年 10 月 25 日(水)、小型 3 軸ジンバルカメラ「Osmo Pocket」シリーズ最新モデルとなる「Osmo Pocket 3」を正式発表しました。
「Osmo Pocket 3」は、発表同日より発売されています。価格は、ノーマルモデルが税込み 74,800 円で、前機種と比べてかなりの値上がりとなりました。
「Osmo Pocket 3」
「Osmo Pocket 3」は、2018 年 12 月に国内でも発売された初代「Osmo Pocket」、2020 年 10 月に発売された第 2 世代「DJI Pocket 2」に続く、高性能カメラと 3 軸スタビライザー搭載小型ジンバルカメラ「Osmo Pocket」シリーズ第 3 世代モデルです。
基本的なデザインはこれまでと同じく手の平に収まる小型サイズですが、第 3 世代「Osmo Pocket 3」ではついに 1 インチ CMOS センサーを搭載し、暗所での撮影により特化しました。またタッチスクリーンも、縦型と横型の 2 通りで利用できる回転式となり、サイズも 2 インチに拡大されています。
動画撮影機能では、新たに 4K@120fps の超高画質スローモーション動画撮影に対応。DJI 製ハイエンドドローンに採用されているカラーモード「10-bit D-Log M」「10-bit HLG」も搭載し、HDR 動画撮影における繊細で鮮明な色合いの再現を実現しています。
回転式の 2 インチタッチスクリーンは、撮影開始のトリガーとしてタッチスクリーンの回転を用いることも可能。タッチスクリーンを素早く回転させて、即座に撮影を開始することができます。
回転式 2 インチタッチスクリーンはもちろん、各パラメーターの変更などもタッチ操作で行うことが可能です。
これまでの「Osmo Pocket」シリーズでは、位相差検出とコントラスト検出を組み合わせた「ハイブリッド フォーカス」対応だったのですが、第 3 世代「Osmo Pocket 3」では新たに、全画素仕様の位相差検出「フルピクセル PDAF」対応に進化。素早く動く被写体に対しても、正確にフォーカスし続けます。
また新たに、ライブ配信や製品紹介動画に最適な高速フォーカス撮影モード「製品展示モード」も搭載。ジンバル機能では「3 軸メカニカルスタビライズ機構」を採用し、デフォルトレベルから高速レベルまで、複数のフォロー速度モードから選ぶことも可能です。
DJI 製カメラの特徴といえば被写体フォーカス機能「ActiveTrack」ですが、第 3 世代「Osmo Pocket 3」では「ActiveTrack 6.0」に進化し、被写体の顔に素早くフォーカスする「顔自動検出」、黄金比「黄金螺旋構図」を維持したまま被写体にフォーカスする「ダイナミックフレーミング」、タッチスクリーンに映る被写体ダブルタップでフォーカスする「ベーシック」と、片手操作で印象的な撮影を行うことができるようになっています。
第 3 世代「Osmo Pocket 3」では、3 つのマイクを内蔵し、ノイズを低減しながらのステレオ録音が可能です。また USB Audioプロトコルに対応で、外部マイクやモニタリング用イヤホンの接続にも可能。
さらに第 3 世代「Osmo Pocket 3」では本体に Wi-Fi / Bluetooth モジュールを内蔵し、2 台の「DJI Mic 2」トランスミッター接続にも新対応。Vlog やインタビュー、ライブ配信などでの、2 名同時音声録音が可能です。
第 3 世代「Osmo Pocket 3」は、急送充電も進化。たった 16 分で最大 2 時間撮影に対応する 80% もの充電が可能です。ちなみに完全充電状態では、最大 116 分の 4K@60fps 動画撮影が可能。
このほか、PC と接続してのウェブカメラ機能やワンタッチ編集機能搭載「LightCut」アプリ、各種専用アクセサリーなども用意されています。
「Osmo Pocket 3」の価格は、通常版が税込み 74,800 円、クリエイターコンボが税込み 96,800 円。
Source:DJI