この記事は、Nicebuild LLC 様の提供でお送りします。 |
高性能スマートボイスレコーダーメーカー Nicebuild LLC 様より、Android / iOS 対応の「ChatGPT」連携 AI ボイスレコーダー「PLAUD NOTE(プラウドノート)」を提供いただきましたので、簡単にレビューさせていただきます。
「PLAUD NOTE」は、2023 年内限定でクラウドファンディングサイト「Makuake」にてクラウドファンディング実施中。通常価格税込み 33,000 円の「PLAUD NOTE」が、「Makuake」では期間限定早割特価で販売されています。
ちなみに 2023 年中に先行購入しておけば、2024 年 2 月末までにお届け予定です。
「PLAUD NOTE」
「PLAUD NOTE」は、専用アプリ「PLAUD」をインストールした Android / iOS デバイスと Bluetooth で連携する、スマートボイスレコーダーです。
「PLAUD NOTE」本体で録音した音声をペアリング済み Android / iOS デバイスに自動転送してくれるわけですが、OpenAI 開発の文字起こし AI サービス「Whisper」による文字起こしと、OpenAI 開発の生成 AI サービス「ChatGPT」による要約 & マインドマップ化までを、「PLAUD」アプリ上で素早く行うことができる点が最大の特徴となっています。ちなみに文字起こしでは、日本語を含めた 57 言語に対応しています。
「PLAUD NOTE」本体もカードサイズ & 厚さ 0.29cm と、コンパクト & 激薄。そして重量は約 30g で、超軽量です。
薄型ながら本体には 400mAh バッテリー搭載で、最大 30 時間の連続録音に対応。最大待ち受け時間は、なんと約 2 か月です。
そして本体には 64GB の内部ストレージを搭載し、約 480 時間分の音声を保存可能。本体は充電式で、USB TYpe-A → 専用コネクタ仕様のケーブルをマグネットポートに接続して充電します。
「PLAUD NOTE」のカラーバリエーションは、“ブラック” “シルバー” “スターライト” の 3 色展開です。
また「PLAUD NOTE」には、MagSafe 対応の「専用 MagSafe ケース(ブラック)」も同梱。「専用 MagSafe ケース」は同梱される “ブラック” のほか、“ブラウン” “ライトブルー” “グリーン”、そして日本限定色の “ネイビーブルー” も、追加オプションとして用意されています。価格は、税込み 2,980 円です。
録音機能
「PLAUD NOTE」は Android / iOS デバイスと連携するスマートボイスレコーダーで、本体には録音開始 / 停止ボタンが実装されているのですが、そのほかに、通話録音モード / 通常録音モードと、録音モードを切り替えることができるトグルスイッチも実装されています。
通話録音モードは、音声通話の録音に特化した Android / iOS デバイスならではの録音モードです。「PLAUD NOTE」を「専用 MagSafe ケース」に収めつつ、MagSafe 対応デバイスやケース背面に装着して利用します。
ただし通話録音モードで注意しなければいけないのは、あくまでも Android / iOS デバイスから発せられる音声を、骨伝導原理を用いて音声を拾ってくれるモードとなる点で、イヤホンなどを使用したハンズフリー通話では通話相手の音声を拾ってくれなくなります。「PLAUD NOTE」は Android / iOS デバイスと Bluetooth で接続するわけですが、イヤホンを用いたハンズフリー通話の音声信号を取得するわけではありません。
通常録音モードは、会議などの複数人がいる場所での録音に特化した録音モードとなっています。通常録音モードでは最大 10m の範囲内での集音に対応していますが、最適な集音範囲は 1 ~ 5 m 以内なので、中小規模の会議での録音用です。
「PLAUD NOTE」での録音は、本体に実装されている録音ボタンを 1 秒程度長押しすることで開始されつつバイブレーションが 1 回振動して LED ライトが点灯します。録音停止は、再度録音ボタンを 1 秒長押しです。バイブレーションが 2 回振動し、LED ライトが消灯します。
このほか、Android / iOS 版「PLAUD」アプリからも、録音の開始 / 停止を遠隔で行うことが可能です。ただし、通話録音モード / 通常録音モードの切り替えはトグルスイッチ仕様となっていることもあり、「PLAUD NOTE」本体でしか行うことができません。この点は、若干デメリット。
スタイリッシュデザイン
「PLAUD NOTE」、「Whisper」や「ChatGPT」連携で録音後の文字起こしと要約までスマートに行うことができる点が最大の利点となっていますが、そもそも本体がかなりスタイリッシュで、所有欲を満たしてくれる、ガジェット好きな男性が絶対好きなデザインとなっている点も特徴となっています。
私自身、普段から一人で仕事をしていて会議を行うことも特になく、録音必須な電話すら年に一回あるかないかなので、はっきり言ってボイスレコーダーなど不要なのですが、そんな私でも「PLAUD NOTE」はずっと持っていたくさせてくれるスマートガジェットです。何よりカードサイズで厚みも 0.29cm と薄型なので、財布などのカードホルダーに収めていても問題なし。
ちなみに 0.29cm という厚みは、クレジットカード 3 枚半といったところ。
一方デメリットも
「PLAUD NOTE」のデメリットとしては、上で述べた通り通話録音モード / 通常録音モードの切り替えトグルスイッチ仕様となっていてアプリでは切り替えができない点のほか、充電時に専用ケーブルを用いなければいけない点、そして「専用 MagSafe ケース」の磁力が心もとない点です。
超薄型仕様なので充電仕様が専用コネクタになってしまうのは仕方ないとして、であればコネクタを USB Type-C ケーブルのヘッド部分に装着するようなアダプタ仕様にしてほしかったですね。とはいえ、「PLAUD NOTE」は最大 30 時間の録音と最大待ち受け 2 か月間に対応しているので頻繁な充電は不要なので、例えば数日程度の出張であれば充電ケーブルの持ち歩きは不要かもしれません。
ただし、「専用 MagSafe ケース」の磁力が心もとない点は、私個人的には致命的なデメリット。「専用 MagSafe ケース」では「PLAUD NOTE」を入れたまま録音やモード切り替え操作を行うことができる点はもちろんですが、充電コネクタ部分も開口されているのでそのまま充電を行うこともできます。
ただ、肝心な磁力が心もとない。「PLAUD NOTE」を Android / iOS デバイスに装着したままバッグなどに入れている場合にいつの間にか外れていたり、バッグから取り出す際に外れたり、頻繁に起きます。“磁力が弱い” とまでは言いませんが、もう少し強くても良かったのでは?と思ってしまいました。
ただこちらも、Amazon などで販売されている MagSafe 対応カードケースなどで代用可能。私は普段から下の画像の MagSafe 対応カードケースを愛用しているのですが、これであれば「PLAUD NOTE」を収めつつそのまま操作も可能。もちろん、磁力は強力です。充電時は取り出す必要はありますが、頻繁に充電する必要はないのでそこまで問題ではありません。
注意点としては、通話録音モードが骨伝導原理を用いる録音モードとなるために他社製ケースを用いると骨伝導原理のパフォーマンスが低下する可能性がある点。私個人の使用環境化では「専用 MagSafe ケース」と他社製 MagSafe 対応カードケースでは録音パフォーマンスに違いは見られませんでしたが、他社製ケースとの併用における動作保証はもちろん対象外となるので、注意すべき点です。
このほか、「PLAUD NOTE」にて「Whisper」の文字起こしと「ChatGPT(GPT-4)」の要約を継続して利用する場合、「AI メンバーシップ」として有料となってしまう点も、ある意味デメリットです。お試し期間として初回一か月のみ無料ですが、2 か月目からは、1 年間 3,000 分「Whisper」文字起こしと「ChatGPT」使い放題が付いた年間 6,000 円プランか、一か月 600 分の「Whisper」文字起こしと「ChatGPT」使い放題付いた月額 1,200 円プランに加入する必要があります。
ただし、「Makuake」での選考購入者限定で、毎月 600 分の「Whisper」文字起こしと「ChatGPT」使い放題が共に 1 年間分付いた「AI メンバーシップ」特典も用意されます。ちなみに、これは OpenAI 側の仕様なので、厳密に言えば「PLAUD NOTE」のデメリットではありません。
AI による文字起こしと要約なしで単にボイスレコーダーとして「PLAUD NOTE」を運用する場合は、「AI メンバーシップ」の加入は不要です。
日本語文字起こしはまだまだこれから
だいぶ「PLAUD NOTE」の紹介が長くなってしまいましたが、実際に録音と文字起こし、要約 / マインドマップまでを、整体院の電話時に通話録音モードで使ってみました。
私は Android ユーザーなので、用いたデバイスは「Pixel Fold」です。録音が終了すると自動でペアリングしている「Pixel Fold」に音声が自動で転送されるので、[文字起こし開始]ボタンをタップして文字起こしを行います。
文字起こし完了後は、自動で要約とマインドマップも作成されます。また「PLAUD NOTE」で録音した音声や文字起こし / 要約 / マインドマップは、URL で共有することも可能。
で、それがこちら。結果、日本語文字起こし精度はまだまだでした。とはいえ、「PLAUD」アプリはまだまだ開発段階です。なので、「PLAUD NOTE」の正式リリースまでには大幅な改善が行われるとは予想されます。
追加記事「専用 MagSafe ケース」を用いた上で、改めて文字起こしリベンジを行いました。
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「Makuake」クラウドファンディング実施中
「PLAUD NOTE」は、2023 年内限定でクラウドファンディングサイト「Makuake」にてクラウドファンディング実施中です。
通常価格は税込み 33,000 円ですが、「Makuake」では期間限定早割特価で販売されています。カラーバリエーションは、“ブラック” “シルバー” “スターライト” の 3 色展開。
2023 年中に先行購入しておけば、2024 年 2 月末までにお届け予定です。
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