LG が IFA 2015 で発表し、何気に注目を浴びた棒状に折りたためる Bluetooth キーボード「LG Rolly Keyboard」がなんと国内で発売されたため、思わず購入してしまいました。
「LG Rolly Keyboard」は 4 列のキーボードを一段ずつ折りたたみ棒状にすることができます。そして折りたたむことによって電源が OFF になり、開くことによって電源が ON になります。
※電源は単 4 電池一本です
そのギミックだけでも男心をくすぐりますね。
ちなみに国内正規品とはいえ日本語キーボードにローカライズされているわけではなく、あくまでも QWERTY 配列で、日本語とアルファベット切り替えボタンは搭載されていません。
日本語とアルファベットの入力切替は OS や入力ソフトに依存するというものなので、利用する際は事前に挙動を確認しておく必要があります。
Android の場合、Google 日本語入力での日本語とアルファベットの入力切替ショートカットには対応していなかったのですが、ATOK での Alt + スペースや、オムロンの Wnn での Shift + スペースでは日本語とアルファベットの入力切替が行えました。
「LG Rolly Keyboard」はキーボードが 4 段と、一般的なキーボードの 5 ~ 6 段に比べて少ないため、Fn + x でのショートカットキーが多く搭載されています。逆にショートカットを駆使しないと常用はかなり難しいです。
ただし Fn + x のショートカットは、キーボード上にブルーのサポート文字が印字されているので、そこまで迷うことはないと思います。とはいえ、やはり 4 段のみのキーボードで通常通りの入力をするというのはやはり慣れが必要だと感じました。恐らく最初はかなり戸惑うでしょう。
「LG Rolly Keyboard」の Bluetooth キーボードとしての通常機能は、2 台までの同時ペアリングやワンタッチ切り替え、そして折りたたみ式のスタンドが搭載されている点です。
スタンドは便利ではあるのですが、端末を置ける幅が固定のため、端末によって置いた時の角度がかなり変わります。例えば「Xperia Z4 Tablet」の場合、TPU ケースを付けていてもかなり反った角度になり、ケース装着済の「Nexus 6P」の場合は 90 度に近い角度になりました。
「Xperia Z4 Tablet」はケースを装着していても倒れることがあったので正直使いづらい印象です。
全体的な感想として、「LG Rolly Keyboard」はギミック的に面白い商品ではあるのですが、かなり使いづらく、そのくせ 15,000 円程度の価格設定と、Bluetooth キーボードとしてはかなり高価です。
多少興味ある程度の方が購入した場合、相当ガッカリすると思います。あくまでもギミック重視で購入することをオススメします。
「LG Rolly Keyboard」は国内 Amazon で販売されているので、興味ある方はチェックしてみてください。
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