HP が日本でも法人向けの発売を予定している Snadragon 820 プロセッサ搭載 Windows 10 Mobile スマートフォン「HP Elite x3」の製品マニュアルを公開しました。
製品マニュアルからは MWC 2016 で発表された時には不明となっていた機能性能や、新たに追加された機能などが明らかとなっています。明らかとなったのは主に、LTE の対応バンドと CA の組み合わせ、カラーバリエーション、そして指紋センサー搭載ということです。
ただし指紋センサーについては 2016 年秋のアップデートで正式にサポートが開始されるとのことなので、夏に発売されるのであれば、その時点では恐らく利用できないと予想されます。またカラーバリエーションは当初グラファイト(ブラック)しか公開されていなかったのですが、地域によってはゴールドカラーも投入される模様です。
そして LTE の対応バンドについてですが、グローバル向けは EMEA+APJ モデルと 米国モデルの 2 モデルとなる模様で、それぞれ異なるバンド構成となっています。
- EMEA+APJ モデル
- 2G:GSM850 / 900 / 1,800 / 1,900 MHz
- 3G:WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 8
- 4G:FDD-LTE B1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 19 / 20 / 26 / 28、TD-LTE B38 / 39 / 40 / 41、LTE Cat.6
- CA:B3+B20 / B3+B7 / B20+B7 / B7+B28 / B1+B3 / B3+B5 / B3+B8 / B3+B19 / B3+B26 / B1+B5 / B1+B19 / B1+B26 / B3+B28 / B1+B41
- 米国モデル
- 2G:GSM850 / 900 / 1,800 / 1,900 MHz
- 3G:WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 8
- 4G:FDD-LTE B2 / 4 / 5 / 7 / 12 / 17 / 29 / 30、LTE Cat.6
- CA: B2+B29 / B4+B29 / B2+B17 / B4+B17 / B2+B12 / B4+B12 / B4+B7
EMEA+APJ モデルは LTE B1 / 3 / 19 / 26 / 28 / 41 に対応し、それらを組み合わせた CA に対応しているので、かなり期待が持てるかと思われます。もちろん au が発売するモデルがEMEA+APJ モデルと同じ構成となるかは今のところわかりません。
ただし製品マニュアルには CDMA2000 などに対応しない旨の表記もあるので、恐らく au モデルは LTE のみになると予想され、EMEA+APJ モデルベースとなることが予想されます。
このほかグローバルでは、シングル SIM モデルのほか、デュアル SIM に対応したモデルも投入される模様です。またデュアル SIM モデルは SIM + SIM or microSD のマルチ SIM トレー採用となります。
Source : HP