USB Type-C コネクタを採用した「Pixel XL」用の充電ドックが欲しく探していたら海外で販売されていたので、「ENCASED Sync & Charge Dock」というものを輸入にしてみました。今回はそのレビューです。
USB Type-C コネクタ用充電ドックが欲しかったのは、何を隠そう給電しながら「ネイティブキャンプ」をやりたかったから。
「ネイティブキャンプ」は縦表示固定なので、連続してレッスンしたい時などは充電しながらが必須なんですけど、USB Type-C ケーブル接続だと「Pixel XL」を縦ておくことができないんですよね。充電にも対応したスタンドでもよかったのですが、「ENCASED Sync & Charge Dock」はそこまで高くもなかったし、今のところ日本では販売されていない物なので取り寄せた次第です。
輸入費用と到着まで
「ENCASED Sync & Charge Dock」は海外の Amazon などでも販売されていますが日本直送に対応していません。そのため ebay.com で探して購入しました。ebay.com で “Pixel XL Dock” などと検索すれば出てくると思います。
かかった費用は以下の通りです。
- 商品代:$32.98(3,895 円)
- 送料:$19.96(2,357 円)
- 総額:$52.97(6,252 円)
注文したのは 1 月 25 日で、うちに到着したのは 2 月 5 日です。11 日程度かかりました。販売元は米国です。
ちなみに最近は ebay.com が海外配送の仲介業もやってるみたいで、米国の海外発送用拠点に一度送られ、そこから日本に向けて出荷されるという流れとなりました。そのため米国の海外発送用拠点までのトラッキングナンバー(USPS)が最初に発行され、そこから日本に向けてのトラッキングナンバー(i-Parcel)が改めて発行されるという流れとなりました。久しぶりの ebay.com 利用だったのでちょっと新鮮です。
「ENCASED Sync & Charge Dock」
「ENCASED Sync & Charge Dock」の売りは USB Type-C 対応のほか、スマートフォンにケースを装着したままでも利用できる点にあります。ケースを装着したまま利用できるというのは結構重要なポイントですよね。
あとはコネクタ部分の角度がフレキシブルに変えられるので、USB Type-C コネクタを採用したスマートフォンであれば「Pixel XL」でなくてももちろん利用できます。このほか PC と接続してデータ通信を行うことも可能です。開発者さんがデバック用に利用するなどでも便利かと思います。
開封
それでは早速開封。海外品ではよくある感じのパッケージです。
中身はドック本体と説明書、そしてドックの底面に貼るためのシリコン製のプレートの 3 点です。ドックと USB ケーブルは一体型で、ケーブルの長さは 1.5m となります。
ドック本体は、良くも悪くもプラスチッキー。例えばアルミ製ドックやスタンドのような高級感はありませんが、その分スマートフォンを傷つける心配も少ないと思います。見た目よりも細かい機能を重視する方向けの製品といった感じです。
ドックの底面は元々軽い粘着性となっていてデスクなどでそのまま利用できるのですが、凹凸がある場所だとちゃんとくっついてくれません。シリコン製プレートを貼ることで、凹凸のある場所でも滑り止め効果を得られます。
そして「ENCASED Sync & Charge Dock」の売りとなるコネクタ部分です。ドックに搭載されているスタンドの後ろにダイヤルが搭載されているのですが、ここを回すことでコネクタを出したり収めたりできます。可動域は 3mm 程度ですかね。


ちなみにスタンドのスマートフォンと触れる部分はゴム製となっているので、裸のまま使用しても傷付ける心配はありません。
コネクタ部分の前後の角度変更ですが、バネが入っているので通常は後ろに傾いた状態となります。スマートフォンをドッキングする際にフレキシブルに稼働するというだけで、ドッキング後は強制的にスタンドに寄りかかる感じです。角度を変えたままスマートフォンを立てられるわけではありません。
ドッキング
実際に使用してみた感想は、“まぁ予想通り” といった感じ。特に可もなく不可もなくですが、期待外れな点は特になかったので特に問題なく利用はできそうです。コネクタ部分へのドッキングは、最初はまず最大限にコネクタを出しておいてからドッキングし、ダイヤルを回して丁度良い位置に収めると良さ気。
ただしスタンドの角度はもう少し傾いててもよかったかも。低めなデスクだとディスプレイが見づらくなるかもしれません。
PC に接続してみたらちゃんと認識してくれました。特に問題なし。
ドッキングしている状態だとタッチ操作よりもスタイラスで操作する方が楽かもしれないですね。そういった意味で、「Adonit Dash 2」との併用はオススメです。
私個人的に、最近購入するものにハズレがないので上機嫌。
評価
80 点。
「ENCASED Sync & Charge Dock」は可もなく不可もなくではあるものの常用は余裕でできる商品なので、この点数といったところでしょう。それなりにオススメできます。
しかし、いかんせん日本から簡単に購入できるものではないといったところが唯一のマイナスポイントといったところでしょうか。個人輸入に慣れている方にはオススメです。