先日 BlackBerry から発表された QWERTY キーボード搭載のストレート型 Android スマートフォン「BlackBerry KEYone」ですが、発表時から公式ページが更新され、当初は北米モデルとグローバルモデルの 2 モデルの記載となっていたところが更に別の北米モデル「V2」が追加され、計 3 モデルとなることが明らかとなりました。
「BlackBerry KEYone」の北米モデルは「V1」と「V2」の 2 モデルです。この “V” は単なる “Version” の略と思われます。
そして当初記載されていたモバイルネットワークの対応周波数も記載が変更されました。なぜか北米モデル「V1」とグローバルモデルの 2G と 3G などの記載が削除されています。
北米モデル「V1」 |
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グローバルモデル |
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北米モデル「V2」 |
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北米モデル「V2」は予てからの噂や実際の対応周波数を見る限り、恐らく Verizon 向けモデルと予想されます。しかしこれまでと明らかに異なる点は LTE Band 1 をはじめとした Verizon が提供するバンド以外に対応している点です。
Verizon は LTE Band 1 を提供していないのでそもそも関係ないバンドということもあり、最近の Verizon 向け機種では LTE Band 1 に対応する機種はほとんどありませんでした。
この Verizon 向けモデルが LTE Band 1 に対応していない理由は Verizon が関係ないだけでなく、AT&T と T-mobile などが利用しているバンドでもあるため、むしろそれに対応してしまうと Verizon 向けモデルを AT&T や T-mobile の SIM で運用されてしまう恐れがあるためということもあったりします。特に昨今の Verizon 向けモデルは海外ローミングを考慮して SIM ロックが掛かっていないため、バンドさえ対応していれば他キャリアの SIM を挿すだけで運用できてしまいます。
なので「BlackBerry KEYone」の北米モデル「V2」が Verizon 向けモデルである可能性があると共に、LTE Band 1 に対応していることから北米向けの SIM フリー機種として「V1」「V2」の両モデルが投入される可能性も出てきました。
実際に北米モデルがどうなるのかや、今回削除された 2G と 3G の対応周波数が当初から変更されるかなどは現時点ではわかりません。改めて製品ページの主要スペック表記が変更(もしくは追記)されるか、BlackBerry の公式ショッピングサイトに「BlackBerry KEYone」が登場すれば明らかになるでしょう。
それにしても北米モデル「V2」、KDDI 系の SIM を挿して運用するには面白そうな対応周波数です。(個人的に)期待が高まります。
Source:BlackBerry