Android Wear 2.0 では Android Wear 1.5 までのバージョンから大幅な変更や機能追加が行われていて、以前よりもかなり仕様の変更が行われています。一番の機能追加はやはり Google Play とスタンドアロンアプリのサポートでしょう。
Google Play をサポートしスタンドアロンアプリをインストールして利用することができるようになったということは、当然(Android と同じ)Google アカウントのログイン機能も Android Wear 2.0 に新たに追加されています。Android Wear 1.5 までのバージョンでも Google アカウントの紐づけは行われますが、あくまでも母艦機側で設定する仕様で Android Wear 側に Google アカウントの設定はありません。
Android Wear 2.0 では Google アカウントの “紐づけ” というよりは、Android Wear 2.0 の機種上で Google アカウントにログインし Google Play や「Google Play Music」といったアプリにアカウントのログインデータを利用する仕様となっています。
要は
要は Android Wear 1.5 までのバージョンでは母艦機側で Android Wear に紐づける Google アカウントを指定する仕様で Android Wear から Google アカウントを指定することができなかったのですが、Android Wear 2.0 では単体で Google アカウントを登録することができ、母艦機とは異なる Google アカウントで運用することも可能となったということです。(ただし Android Wear 2.0 の初期設定時に母艦機側に登録されている Google アカウントをまずはコピーします)
また Android Wear 2.0 に登録できる Google アカウントは 1 つではなく複数に対応しています。複数の Google アカウントを登録してアカウントを切り替えて運用することも可能です。
Android Wear 2.0 に登録した Google アカウントは Google Play や「Google Play Music」アプリで、アプリごとに切り替えることが可能です。
Android に複数の Google アカウントを登録している場合にアプリごとにアカウントを切り替えることができるのですが、Android Wear 2.0 でも同じことができるわけですね。
かなりややこしい話なので理解していただける方どれだけいらっしゃるのかわかりませんが。。。つまり Android Wear 1.5 まではあくまでも母艦機の子機だった Android Wear が、Android Wear 2.0 で腕時計型の Android として独立した、というか独立させることもできるようになったというわけです。その分、設定や仕様がかなりややこしくなったのも事実。
この辺も事前に理解しておくと Android Wear 1.5 から Android Wear 2.0 以降にアップデートした際にスムーズに利用できるようになるかと思います。Android Wear 2.0 では UI も大幅に変わっていますがこういった点のそもそもの仕様も変更されているので、参考にしていただければと思います。