3 月 22 日より提供が開始された SoftBank 系 MVNO の U-NEXT「U-mobile S」、私も先日 SIM パッケージを入手して開通手続きを行い、今朝開通しました。そして Android(Pixel XL)でも利用できたのでご報告させていただきます。
「U-mobile S」と日本通信の同様サービス「b-mobile S」は当初、SoftBank の SIM ロック済 iPhone と iPad、他キャリアを含む SIM ロックを解除済の iPhone と iPad、SIM フリーの iPhone と iPad 専用としてサービスが発表されていました。そのため IMEI などで制限を掛けているのかと思いきや、ただ単に APN 情報を公開しておらず iPhone と iPad 用に APN プロファイルを公開しているだけという内容だった模様です。その APN プロファイルには APN 情報がきっちりと記載されているので、APN を調べることはかなり容易でした。
U-NEXT「U-mobile S」 |
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今朝開通手続き完了の連絡がきたので「Pixel XL」に「U-mobile S」の APN を設定しつつの SIM を挿して再起動したところ、見事に電波を掴みました。
そして以下が “携帯電話情報” の内容。“現在のネットワーク” に SoftBank の記載があります。
以下は「U-mobile S」のスピードテスト結果です。
恐らく「b-mobile S」でも同様に iPhone と iPad 以外で利用できるはずです。ただし「U-mobile S」と「b-mobile S」は SMS なしのデータ通信サービスとなるため、機種によってはアンテナピクトが立たなかったり、周波数的には対応していても電波を掴まなかったりなどもあるかもしれません。実際に私手持ちの「BlackBerry DTEK60」では「U-mobile S」の電波を掴みませんでした。
「U-mobile S」と「b-mobile S」は NTT ドコモ系や KDDI 系の MVNO と比べて料金が 1.5 倍程度高めな設定なのでそういう意味では使い勝手が良いとは言えませんが、そういった MVNO よりも通信速度が早かったり安定していれば活路も見いだせるかと思います。このほか SoftBank の SIM ロック解除に対応していない Android でも利用できる機種はあるはずです。私は SoftBank を契約したことがないので検証はできませんが。
このほか新たに気づいた点などがあったら改めてご報告させていただきます。