Samsung Japan は 5 月 18 日、3 月末に発表した新型の VR カメラ「Gear 360(2017)」と MWC 2017 で発表した Bluetooth コントローラー付 VR ヘッドセット「Gear VR with Controller」を国内発売すると発表しました。IO データのネットショップ「IO プラザ」で予約も行われています。
「Gear 360(2017)」
当ブログでもいち早く入手しその機能などをいろいろとご紹介させていただいていますが、前作同様に前後に 2 つの魚眼カメラを搭載し 4K 撮影にも対応した VR カメラです。持ち手を搭載していてデザイン自体が変更されているのですが、新型では新たに iOS 10 以降の iPhone や Windows、Mac にまで対応し、更に YouTube ライブ、Facebook ライブ、Samsung VR へのダイレクトなVR 映像でのライブ配信にも対応した点が大きな変更点となります。iOS 版アプリ、Windows と Mac 用ソフトウェアもすでに配信中です。
※iOS 版アプリはライブ配信非対応です
前作で採用されたカメラを片方だけ仕様するシングルモードももちろん継承。IP53 レベルの防水防塵にも同じく対応しています。コネクタは前作の micro USB から USB Type-C(2.0)を新採用。前作で搭載していた NFC は非搭載となった模様です。
カメラは前作の F/2.0 レンズの 1,500 万画素 CMOS × 2 から F/2.2 レンズの 840 万画素 CMOS × 2 に変更されていて、前作の最高解像度 3,840 × 1,440(動画 30fps)から4,096 × 2,048(24fps)へと解像度自体は向上しています。バッテリーは前作の 1,350mAh から 1,160mAh へとサイズダウンしています。
用意されている撮影モードは通常の VR 動画と静止画のほか、タイムラプスビデオ、ルーピングビデオ、ランドスケープ HDR で、片方のレンズのみでこれらの撮影を行うことができるシングルモードも利用することができます。
「Gear 360(2017)」は 6 月上旬の発売予定です。価格は 32,270 円です。
主要スペック
サイズ | 100.6 × 46.3 × 45.1 mm |
重量 | 130g |
カメラ | 840 万画素 CMOS × 2、F/2.2 |
イメージプロセッサ | DRIMe5s |
動画撮影解像度 | 4,096 × 2,048(24fps) |
写真(デュアルレンズ) | 1,500 万画素 |
Wi-Fi | 802.11 a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 4.1 |
バッテリー | 1,160mAh |
その他 | USB Type-C(2.0)、IP53 |
対応機種 |
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「Gear VR with Controller」
「Gear VR with Controller」は「Gear VR(2016)」と Bluetooth コントローラーがセットになったセットモデルです。Bluetooth コントローラーは Oculus と Samsung によって共同で開発された、人間工学に基づく手になじむエルゴノミックデザイン採用の片手専用コントローラーです。クリック可能なタッチパッド、トリガー、ホームキー、バックキー、ボリュームキーが搭載されています。また加速度センサーとジャイロ、マグネットセンサーと 1,000mAh のバッテリーを搭載し、1 日 2 時間使用した場合に約 40 日持続するロングライフ仕様となっています。
「Gear VR(2016)」はもちろん既存モデルと同じく、101 度 FOV 視点が可能な 42mm レンズを搭載し、micro USB コネクタとUSB Type-C を交換できる仕様となっています。対応機種は「Galaxy S8 / S8+」「Galaxy S7 / S7 edge」「Galaxy S6 / S6 Edge」「Galaxy Note5」「Galaxy S6+」の計 8 機種です。
「Gear VR with Controller」は 5 月下旬に発売されます。価格は 16,070 円です。
IO プラザ