米国でも一応発売が開始された「BlackBerry KEYone」。そのな「BlackBerry KEYone」と、同じく米国で発売されている Google スマートフォン「Pixel XL」、ASUS のカメラ特化スマートフォン「ZenFone 3 Zoom」のカメラ撮影機能を比較した動画が YouTube で公開されていたのでご紹介させていただきます。
カメラ
「Pixel / Pixel XL」は元々、 スマートフォンのカメラ性能を評価するサイト DxOMark Mobile において 89 ポイントという高得点をマークしたことがアピールされて発売されたスマートフォンです。
その後「HTC U11」に 1 ポイント差で越されてはしまいましたが、約半年間はその最高性能カメラを搭載するスマートフォンとして君臨していました。
「ZenFone 3 Zoom」は今年初めの CES 2017 で発表された新型スマートフォンです。1,200 万画素のSony IMX362 イメージセンサーを 2 個搭載するデュアルカメラスマートフォンとして前作から一新され、こちらもカメラ性能が重視されています。
「ZenFone 3 Zoom」はこのほかに ASUS のカメラ技術の最新バージョン「PixelMaster 3.0」や、暗所でも明るく撮影できる「SuperPixel カメラテクノロジー」を初採用するなど、ZenFone シリーズの中で特にカメラに特化した仕様となっています。
「ZenFone 3 Zoom」の場合はどちらかというとズームやフォーカス性能が優れている仕様です。ただ Snapdragon 625 プロセッサ搭載と主要スペック的には「BlackBerry KEYone」と近い仕様です。
そして「BlackBerry KEYone」は「Pixel / Pixel XL」に搭載されている画素サイズが 1.55µm の 1,200 万画素 Sony IMX378 イメージセンサーと、全体的な主要スペックはミドル ~ ハイながら、スマートフォンカメラではトップクラスのスペックとなっています。
そんなカメラに特化しているそれぞれのスマートフォンでのカメラ撮影比較は、結構気になっている方も多いはずです。
印象
結果的にはそれぞれ一長一短といったところではありますが、流石に主要スペックが高い「Pixel XL」は総合的に優秀と言えるかと思います。1 点挙げるとすれば、自撮り写真は 3 機種のうちで一番暗かったのであまり自撮りには向かないのかもしれません。(フロントカメラだったら変わるかも)
「ZenFone 3 Zoom」も随所でかなりキレイな画質とはなっていたのですが、撮った写真が内部で加工されているのか、森の写真では緑部分がやけに映えていたり、自撮り写真では美肌効果が出ていたりと、自然な風合いの仕上がりではない印象です。SNS 向けといったところでしょう。
そして「BlackBerry KEYone」ですが、なかなか良い勝負をしていたかと思います。また「Priv」から続く歴代の BlackBerry 製 Android の中では随所で明るく撮れている印象でした。
暗所での撮影時はフォーカスがうまく機能していないためかかなりブレた写真にはなってしまっていましたが、総合的な実用度は高いかと思いました。
このスペックでここまでキレイに撮れるのであれば十分、という感じでしょう。もう少し価格を下げて欲しいですけどね。