昨日、ユーザーの個人情報を無断で中国のサーバーに送信している BLU 製スマートフォンの問題を受け、米国の Amazon.com が BLU 製スマートフォンの販売を中止したというニュースが報じられました、日本の Amazon.co.jp においても国内版の「GRAND M」「GRAND X LTE」の販売が中止となった模様です。
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BLU 製スマーフォンの問題は、同社製スマートフォンに採用されている中国 Adups 製ファームウェアに個人情報情報を無断で中国のサーバーに送信するスパイウェアが混入していた、という 2016 年末の問題発覚からはじまっていて、一旦は BLU が問題解決を表明していたものの、2017 年 7 月に入って米国メディアの CNET が未だ問題未解決となっている旨を報じたことから再燃していました。
そして米国現地の Amazon ではこの問題を受けて、7 月末までにBLU 製スマーフォン全機種の販売を中止した、という流れとなります。ちなみにこの問題が指摘された機種は日本未発売の「R1 HD」というスマートフォンです。
そのため日本で販売されていた「GRAND M」「GRAND X LTE」が、必ずしも個人情報を中国のサーバーに送信しているとは限りませんが、同じ Adups 製ファームウェアを使用されているということで、問題拡大を回避するために今回国内の Amazon においても販売を中止したのでしょう。
ちなみに「GRAND X LTE」は LINE モバイルなどの MVNO も販売していますが、今のところ LINE モバイルは販売を中止していない模様です。あくまでも今回は Amazon 独自の施策と予想されます。
Source:Amazon