BlackBerry が Android 向けに配信しているアカウント総合管理アプリ「BlackBerry Hub」と、「BlackBerry Hub」などの BlackBerry 製 Android アプリを統括する基盤アプリ「BlackBerry Hub+」が v1.5.5 にアップデートされ、「BlackBerry Hub / Hub+」の“電池の最適化” を無視できる設定が追加されました。
ただし「BlackBerry Hub / Hub+」の v1.5.5 アップデートはベータプログラム参加アカウント向けに先行配信されているので、一般配信は遅れて行われます。
“電池の最適化”
“電池の最適化” は Android 6.0 にて OS ベースで追加された「DOZE モード」のことです。
使用していないアプリのバックグラウンド動作を抑制し、バッテリーの消費量を極端に減らしてくれます。
ただその一方で、例えば「Android Wear」アプリの“電池の最適化” が ON になっていると、Android Wear スマートウォッチとのペアリングが勝手に切れたり、通知が転送されなかったりなどの不具合も発生しがちです。そして「BlackBerry Hub / Hub+」の“電池の最適化” が ON になっていると、通知が上手く表示されない場合があります。
今回「BlackBerry Hub / Hub+」に追加された“電池の最適化” を無視する設定はつまり、「BlackBerry Hub / Hub+」における「DOZE モード」をOFF にして、メールなどを受信した際の「BlackBerry Hub」の通知を逃さないようにする設定というわけです。
“電池の最適化” を無視する設定
「BlackBerry Hub / Hub+」の“電池の最適化” を無視する設定は、「BlackBerry Hub」アプリを開き、右上のメニューアイコンから “設定” をタッチすることで、画面上部の “カスタム通知” の下に “Help receive emails quicker” というスイッチとして表示されます。
デフォルトでは OFF 状態になっているので、スイッチ部分をタッチし、表示されるアラートウィンドゥで “はい” をタッチすることで、スイッチが “ON” になり、“電池の最適化” が行われていない状態となります。
実際に “電池の最適化” が行われていない状態となるのは「BlackBerry Hub+」アプリです。
ちなみに「BlackBerry Hub / Hub+」v1.5.5 以下のバージョンでも Android の “電池” 設定の中にある “電池の最適化” から、「BlackBerry Hub+」 を “最適化していないアプリ” として設定すれば、“Help receive emails quicker” のスイッチを ON にするのと同じ効果となります。つまりは“電池の最適化” へのショートカットが追加されただけです。
“電池の最適化” に戻す設定
また“電池の最適化”が行われていない状態を解除して“電池の最適化” の対象とする場合は、“Help receive emails quicker” のスイッチをタッチすると “電池の最適化” 設定にジャンプするので、そこで「BlackBerry Hub+」を“電池の最適化” 対象とします。
注意事項としては、“Help receive emails quicker” のスイッチを ON にして“電池の最適化” の対象から外した場合、バッテリーの消費が増える可能性があります。そこまで大きな変化は起こらないとは思われますが。
アプリリンク
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