Google は 8 月 30 日、同社の音声アシスタントシステム「Google アシスタント」を搭載したサードパティー製スピーカーの投入や「Google アシスタント」の機能拡張予定を発表しました。
今回発表された中で、Anker、パナソニック、mobvoi の 3 社から、「Google アシスタント」搭載スピーカーが IFA 2017 で発表されることが明らかとなっています。また既にパナソニックは「SC-GA10」と mobvoi は「TicHome Mini」と、それぞれ「Google アシスタント」搭載スピーカーの製品ページも公開されています。
「TicHome Mini」は IPX6 防水対応でバッテリーも内蔵するモバイルスピーカーとなる模様なので、野外でどのように「Google アシスタント」が利用できるのか気になるところです。
- パナソニック:「SC-GA10」
- mobvoi:「TicHome Mini」
ちなみに Anker は、「Zolo Mojo」という機種を発表する模様です。
「Google アシスタント」
「Google アシスタント」は「Pixel / Pixel XL」や「Google Home」から始まり、現在では Android Wear 2.0 や Android 6.0 以降を搭載するスマートフォンや iPhone に提供が拡大されています。
ただし「Google Home」が搭載する「Google アシスタント」は Chromecast や IoT 機器の制御などを行うことができる仕様で、スマートフォン向けの「Google アシスタント」と比べると、提供可能地域は限られています。要は「Google Home」の「Google アシスタント」とスマートフォンの「Google アシスタント」では、同じ「Google アシスタント」でも内容が異なるわけです。
そして今回 Google から発表されたのは、「Google Home」が搭載する「Google アシスタント」の提供拡大です。この「Google アシスタント」が Anker「Zolo Mojo」、パナソニック「SC-GA10」、mobvoi「TicHome Mini」に搭載されます。それぞれの発売予定は今年後半です。
「Google Home」は現状米国、英国、オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランスに公式投入されているため、新たな 3 機種も当然その地域に向けて投入予定となっています。ただし「Google Home」は 2017 年中に日本でも発売されることが明らかとなっているため、3 機種の新たな投入国として日本がラインアップされる可能性も秘めています。
そもそもパナソニックが入ってるので、期待してしまいますね。
家電製品の制御も可能に
今回の Google の発表ではこのほかに、LG などが提供する家電製品の制御も、今年後半を目途に「Google アシスタント」で可能になることも発表されました。
こちらについては LG 以外のメーカーなどは発表されていませんが、洗濯機、乾燥機、掃除機などの制御を、Android や iPhone などの「Google アシスタント」サポート機種、そして「Google アシスタント」搭載スピーカーで行うことができるようになる模様です。
また Google は、現在 TP-Link などの 70 社以上のメーカー機器が「Google アシスタント」をサポートする予定であることも明らかにしています。
つまり今後続々と「Google アシスタント」を搭載する機器や、「Google アシスタント」で制御できる家電などが発表されるということです。
Source:Google