IFA 2017 で Sony Mobile から発表された新フラッグシップスマートフォン「Xperia XZ1」と「Xperia XZ1 Compact」は内部スペック的には「Xperia XZ Premium」と似ていますが、発売時点で Android 8.0 Oreo を搭載している点や、被写体を立体的に撮影して取り込みライブ壁紙やオリジナルアバターの作成、AR エフェクトへの流用などを行うことができる新カメラ機能の「3D クリエイター」をサポートしている点が注目されました。
つまり「Xperia XZ Premium」よりも特にカメラ機能が向上しているわけですが、この「3D クリエイター」は「Xperia XZ Premium」でも利用できるようになる模様です。この内容は Sony Mobile の SNS アカウントが、Twitter 上でのユーザーからの “「3D クリエイター」は「Xperia XZ1」と「Xperia XZ1 Compact」の限定機能ですか?” という問いに対して “Android 8.0 Oreo にアップデートした「Xperia XZ Premium」でも利用できるようになります” と答えたことで明らかになった内容です。
Sony Mobile は Android 8.0 Oreo にアップデート予定の Xperia を既に明らかにしていて、昨年のフラッグシップ「Xperia X Performance」や「Xperia XZ / XZs」もその対象機種として当然挙げられています。しかし今回はその中でも、「3D クリエイター」をサポートする機種が「Xperia XZ Premium」(のみ)と限定されたことから、Android 8.0 Oreo アップデート時に機能面での差が出てくることが明らかとなりました。
「3D クリエイター」を “使う / 使わない” は別として、「Xperia XZ Premium」以降に発売された機種とそれ未満に発売された機種とで差が設けられるのは、仕方ないことではありますが、少し残念ですね。特に 2017 年前半に発売された「Xperia XZs」を所持するユーザーにとっては悲報と言えるかと思います。
ただ今回は Twitter という限られた文字数しか投稿できないサービスでの回答内容なので、今後の開発状況によっては「3D クリエイター」が「Xperia XZ Premium」未満の機種でもサポートされ、利用できるようになる可能性はないとは言えません。この辺に関しては、「Xperia XZ Premium」を含めた Android 7.1 以下を搭載している現行機種の Android 8.0 Oreo アップデート開始に合わせて、改めて Sony Moible から詳しいアップデート内容の発表があると思われます。
XZ Premium will get 3D Creator as part of Android 8.0 Oreo software update.
— Sony Mobile News (@SonyMobileNews) August 31, 2017