ソフトバンクは 2017 年 9 月 20 日、電子式 SIM の「eSIM」に対し、プロファイル情報を遠隔で書き込み、もしくは切り替えを行うことができるプラットフォームを、9 月 22 日より運用開始すると発表しました。
今回発表された「eSIM」のプラットフォームは、運用開始と同時に発売される Apple のウェアラブル「Apple Watch」を軸にした新しいサービスです。「Apple Watch」は SIM カードスロット非搭載で内部に電子式 SIM の「eSIM」ユニットを搭載し、外部からプロファイル情報を書き換えてモバイルネットワークによる通信や通話などの運用を行えるようにしたりすることができます。また、「Apple Watch」とペアリングするスマートフォン(もしくはスマートフォンに挿さっている SIM)と同じ電話番号を共有できる点も特徴です。
今回のソフトバンクの発表では「Apple Watch」に限定されておらず、ウエアラブル端末などの IoT デバイス向けの「eSIM」プラットフォームの運用開始と発表されているので、例えば「eSIM」対応の「Huawei Watch 2」などで利用できるようになるのかもしれません。また「eSIM」は完全な組み込み型ではなく、情報の書き換えが可能な SIM カードとしても一部で提供されているので、「eSIM」対応の SIM カードが一般向けに提供されれば、SIM スロット搭載の Android Wear と併用して更なる拡張ができるようになるかもしれません。期待です。
Source:ソフトンバンク