米国メーカーの Essential は 2017 年 10 月 31 日、同社の第 1 弾スマートフォン「Essential Phone(PH-1)」に対して、ビルド番号「NMJ20D」のソフトウェアアップデートを配信開始しました。
今回のソフトウェアアップデート内容は、以下の通り。
- Android セキュリティパッチの更新(2017 年 10 月)
- Wi-Fi の脆弱性「Key Reinstallation AttaCKs(KRACK)」に対するパッチ
- パフォーマンスの向上とバグフィックス
- タッチスクロールの改善
- “スワイプで通知確認” 機能の追加
Android セキュリティパッチは今のところ、最新の 2017 年 10 月 5 日に更新されます。
それとは別に、2017 年 10 月中旬に発見された Wi-Fi の暗号化認証「WAP2」における深刻な脆弱性「KRACK」に対応するためのパッチも適用されます。「KRACK」に対応する Android セキュリティパッチは 2017 年 11 月分配信される予定となっているのですが、「Essential Phone」はそれよりも早く対応するというわけです。
パフォーマンスの向上、バグフィックス、タッチスクロールの改善は読んで字のごとくですが、これまで特に「Essential Phone」のタッチスクロール挙動がおかしかったり、パフォーマンスが悪かったりしたわけでもないので、かなり細かな調整が行われていると予想されます。
“スワイプで通知確認”
今回の「Essential Phone」ソフトウェアアップデートで新たに追加された“スワイプで通知確認” 機能は、「Pixel / Pixel XL」で利用できる機能とまったく同じです。
任意の画面で「Essential Phone」の指紋センサーを下にスワイプすることで、通知バーを 2 段階で開くことができます。またその状態で上にスワイプすると、通知バーを閉じることが可能です。
この“スワイプで通知確認” は、「Essential Phone」の設定項目の中にある “操作” 内に格納されていて、スイッチの ON / OFF で機能の利用有無を設定することが可能です。
We're rolling out a software update (build NMJ20D) that includes improved touch scrolling, patch for KRACK vulnerability, and more.
— Essential (@essential) October 30, 2017