Sony は 2017 年 12 月 12 日、同社の MVNO サービス「nuro モバイル」において、これまでの NTT ドコモ回線を利用した MVNO のほかに、ソフトバンク回線を利用した「ソフトバンク回線プラン」を 12 月 19 日から提供開始すると発表しました。
「ソフトバンク回線プラン」
「nuro モバイル」の「ソフトバンク回線プラン」は、まず 2GB と 5GB の 2 プランで提供開始されます。
そしてデータ通信 SIM だけでなく、音声通話 SIM も提供されます。また SMS オプションは適用されず、SMS は音声通話 SIM のみで利用できるようになるので、データ通信 SIM が 2プラン、音声データ SIM プランが 2 プランで、計 4 プランが提供されます。
「nuro モバイル」の「ソフトバンク回線プラン」は日本通信の「b-mobile S」と同じソフトバンク回線を利用する MVNO サービスですが、「b-mobile S」のように iPhone、iPad に限定したサービスというわけではありません。iPhone、iPad 以外でも利用可能です。ただし SIM カードには Micro SIM、nano SIM のほかに iPhone 専用 SIM も用意されていて、それぞれ対応する機種が異なります。
料金は SIM によって変わりませんが、利用する際は注意した方がいいでしょう。
ちなみに「iPhone 4S」以前の機種では、「ソフトバンク回線プラン」を利用することはできない模様。「ソフトバンク回線プラン」のプランと金額は以下の通り。
※全て税抜き
データ通信 SIM ※SMS なし
- 2GB
- 980 円
- 5GB
- 1,780 円
音声通話 SIM
- 2GB
- 1,680 円
- 5GB
- 2,480 円
ちなみに音声通話 SIM の通話料は 20 円 / 30 秒ですが、「nuro モバイルでんわ」アプリ利を利用して電話をかけることで、10 円 / 30 秒で通話することが可能となります。また音声通話 SIM は12 カ月間の最低利用期間が設定されていて、満了していない場合に解約したり MNP 転出を行うと、最大 12,000 円の違約金が発生します。
各オプションも利用可能
「nuro モバイル」では定額通話オプションの「音声定額 10 分かけ放題」や、ユニークなデータオプション「データ前借り」そして「翌月繰り越し」があり、また「端末補償」「訪問サポート」などの各オプションが提供されていますが、これらのオプションは「ソフトバンク回線プラン」でも同じく利用することが可能です。
「ソフトバンク回線プラン」は SIM 種類の変更の対応可否や手数料などが今のところ不明となっているため、サービス提供開始時にこの辺を注目すべきでしょうね。
Source:nuro モバイル