2018 年 3 月中旬より、Android 8.1 Oreo の公式アップデートが配信開始された「Essential Phone(PH-1)」ですが、Bluetooth の高音質コーデック「LDAC」「aptX」「aptX HD」を新たにサポートしていたことを完全に失念していました。
なので改めて再確認ということで、今回の記事を公開させていただきます。
「Essential Phone」は Android 7.1 以下では「LDAC」「aptX」「aptX HD」をサポートしていなかったので、Android 8.1 Oreo から正式にサポートされたことになります。ただ「Essential Phone」が「LDAC」「aptX」「aptX HD」を新たにサポートしたというよりは、オープンソース機能として Android 8.0 Oreo に新たに追加されていたこれらのコーデックを「Essential Phone」が Android Oreo にてフルサポートしたというだけの話です。
そのため、実はベータ OS の「Android 8.0 Beta」でも「LDAC」「aptX」「aptX HD」のサポートは開始されていました。ただやはり Essential Products が公式に発表していなかったので、このことに気づいていなかったユーザーも多いかと思います。
サポートされているコーデックの確認方法
「Essential Phone」、というよりも Android 8.0 Oreo 以降を搭載する機種では「開発者向けオプション」から Bluetooth コーデックのサポート状況を確認したり、デフォルトのコーデックを設定したりすることが可能です。
Bluetooth コーデックの確認 / 設定手順は、まず “システム情報” などから “ビルド番号” を 8 回タッチして「開発者向けオプション」を出現させ、「開発者向けオプション」ページ真ん中あたりにある “ネットワーク” セクションの “Blueooth オーディオ コーデック” をタッチするだけです。ポップアップで “Blueooth オーディオ コーデック” の設定ウィンドウが表示されるので、任意のコーデックをタッチします。
ちなみに「LDAC」「aptX」「aptX HD」だけでなく他のコーデックも含め、ここで設定を行ったからといって必ずしもそのコーデックが適用されるわけではなく、Bluetooth ヘッドセット側も各コーデックをサポートしていないと設定したコーデックは適用されません。例えば海外の Google ストアで販売されている「Pixel Buds」は「AAC」サポート止まりなので、「aptX HD」を優先設定している「Essential Phone」に接続しても「AAC」が適用されます。
このほか「LDAC」「aptX」「aptX HD」は Android 8.0 以降であれば必ずサポートされるわけではなく、「SBC」以外はあくまでも任意となる模様です。つまり Android 8.0 を搭載する機種でも、「SBC」しかサポートされていない場合があります。
「Essential Phone」は「LDAC」「aptX」「aptX HD」フルサポートということで、めでたしめでたしってことですね。