Google は 2018 年 8 月 16 日、Android の軽量版 OS「Go Editon」の Android 9 Pie 版となる「Android 9 Pie(Go Edition)」を正式発表しました。
「Android 9 Pie(Go Edition)」は、今秋より展開される予定です。
「Android 9 Pie(Go Edition)」
「Android 9 Pie(Go Edition)」はその名の通り、Android 9 Pie 版の「Go Edition」です。
これまでと同じく Android の軽量版 OS という立ち位置は変わらず、新機能を実装している点が特徴。
「Android 9 Pie(Go Edition)」OS バースの主な新機能は、「Android 8.0 Oreo(Go Editon)」よりも 500MB 少ないシステムストレージとなる点、起動時間の短縮、最先端のセキュリティ機能、データ消費量監視用のダッシュボードの提供です。特に起動時間の短縮とシステムストレージ消費量の短縮は、スペックが低く内部ストレージも少ない「Go Edition」にとって、相当有益なものになると予想されます。
また「Android 9 Pie(Go Edition)」では、アプリベースの新機能も提供されます。アプリベースの新機能対象アプリは、「Google Go」「YouTube Go」「Maps Go」「Files Go」「Android Message」「Assistant Go」の 6 つです。
まず「Google Go」では、検索表示した WEB サイトの音声読み上げ機能が提供されます。「YouTube GO」ではデータ節約のためのダウンロードした動画のギャラリーモードの追加、「Maps Go」ではカーナビゲーションに加えて公共の交通機関や徒歩でのターンバイターン方式ナビゲーションの提供、「Files Go」では最大 490Mbips 速度でのファイル転送機能の提供が行われます。
このほか「Android Message」は新機能ではなく、アプリサイズがこれまでの半分程度となる予定です。「Assistant Go」は新たに、スペイン語、ポルトガル語、インドネシア語なとの言語追加と、Bluetooth やフラッシュライトの制御、リアインダーの追加など新たなアクションのサポートが行われます。
ちなみに「Assistant Go」は現時点で日本語をサポートしていないため、基本的に英語で利用する必要があります。そもそも「Go Edition」は日本でまだ展開されておらず、「Android 9 Pie(Go Edition)」における日本語のサポートについても今のところ発表はされていません。
「Go Edition」、日本でも展開されるのでしょうか。
Source:Google