2018 年 8 月 17 日頃より Google のメールサービス「Gmail」において、4 月の UI 刷新時に発表されていた「情報保護モード」がようやくリリースされた模様です。
「情報保護モード」
「情報保護モード」は、メールの転送、コピー、印刷、添付ファイルのコピーやダウンロードなどができなくなるセキュリティ特化のメール送信方法です。
また受信者にメール回覧権限を付与してその権限に対して有効期限を設定することで、「情報保護モード」を設定したメールを回覧することができる期限を設定することもできます。更に SMS を使用したパスコードを設定することも可能で、パスコードがないと「情報保護モード」の設定が行われているメールを開けないようにすることも可能。
「情報保護モード」を設定したメールは URL が付与され 1 つの WEB サイトとして送信されるため、受信相手が「Gmail」を利用していなくても回覧権限やパスコード必須の WEB サイトとしてメールを送信することができます。つまり受信相手が「Gmail」かどうかに関わらず、「情報保護モード」を設定してメールを送信することが可能ということです。
利用方法は簡単で、メール作成画面にて、WEB 版「Gmail」の場合は南京錠タイプの「情報保護モード」アイコンをクリックして有効期限と SMS パスコードの有無を設定、アプリの場合はメニューアイコンから “情報保護モード” をタッチして各設定を行います。SMS パスコードを利用する場合は、メール受信相手の携帯番号も入力します。携帯番号はもちろん SMS が受信できる番号でないといけません。
「Gmail」をビジネスで活用されているユーザーは多いと思いますが、「情報保護モード」を活用することで更にビジネス特化のツールとなるかと思います。是非利用してみましょう。
ちなみに「Inbox by Gmail」では、この「情報保護モード」によるメール送信を、今のところは利用できない模様です。
Source:Google+