Samsung は 2018 年 10 月 12 日、6 月に発表し米国で発売した「Chromebook Plus」のリニューアルモデル「Chromebook Plus(V2)」の新ラインアップとなる LTE モデル「Chromebook Plus V2(LTE)」を、米国で 11 月 2 日に発売すると発表しました。
「Chromebook Plus V2(LTE)」の価格は $599.99 で、米国 Samsung 公式のほか、Verizon と Best Buy を通して販売されます。
「Chromebook Plus(V2)」
「Chromebook Plus(V2)」は、初代同様にスタイラスを内蔵できるペン操作に対応した Chromebook です。
初代からデザインやスペックに至るまで細部にわたってリニューアルされていて、まず初代では USB インターフェースが USB Type-C × 2 ポートのみだったのに対し、第 2 世代では USB Type-C × 2 に加えて USB Type-A ポートが新設されました。その分、初代のキーボードユニット右サイド上部に配置されていたスタイラス収納部分が、右サイド中央部分に移動しています。スタイラスは、筆圧 4,096 レベルとなっています。
次にディスプレイです。初代ではアスペクト比 3:2 の 12.3 インチ(2,400 × 1,600)WQHD 解像度ディスプレイ採用だったのですが、第 2 世代ではアスペクト比 16:10 の 12 インチ(1,920 × 1,200)WUXGA 解像度ディスプレイに変更となりました。
数値的な解像度は下がっているのですが、これはプロセッサの駆動効率を考慮してのことだと予想され、初代よりも全体的なレスポンスの向上やバッテリー消費量の低減が期待されます。プロセッサは、初代の OP1 Made for Chromebooks Hexa-core から IntelCeleron3965Y に変更。実質的にスペックアップしています。4GB RAM と 32GB 内部ストレージ搭載は、初代と変更されていません。
そして初代から大きく変更された部分は、初代ではディスプレイユニット前面のみに配置されていたフロントカメラに加え、新たにキーボード部分にもカメラを実装したことです。
フロントフェイスカメラは 100 万画素程度となる一方、キーボードカメラは F/1.9 レンズの 1,300 万画素と、暗所での撮影でも明るく撮影すること可能。そして何より、ディスプレイをチルトして大画面で確認しながらのカメラ撮影が可能となっています。
また、キーボードは人間工学(エルゴノミック)にもとずいた湾曲タイプのカーブキーキャップを採用。打ちやすさが考慮されています。
そして耐水仕様です。このほか Google Play を初期サポートするなど、最新 Chromebook としての機能ももちろんサポートしています。
「Chromebook Plus(V2)」のカラーバリエーションは特に発表されていませんが、初代の “シルバー” から “ブロンズシルバー” のようなカラーに変更されています。
LTE モデルとなる「Chromebook Plus V2(LTE)」の詳細なモバイルネットワーク対応周波数は今のところ不明ですが、Verizon を通して発売されるということもあり、Verizon ネットワークに寄った仕様となると予想されます。
主要スペック
- OS
- ChromeOS
- サイズ
- 288 × 208 × 16 ~ 17 mm
- 重量
- 1.33kg
- ディスプレイ
- 12 インチ(1,920 × 1,200)WVXGA、300nit
- プロセッサ
- IntelCeleron3965Y
- RAM
- 4GB
- 内部ストレージ
- 32GB、micro SD スロット搭載
- フロントフェイスカメラ
- 100 万画素
- キーボードカメラ
- 1,300 万画素、F/1.9
- バッテリー
- 39Wh
- その他
- USB Type-C × 2、USB Type-A、3.5mm ヘッドホンジャック、スタイラス
- カラー
- ステルスシルバー
https://youtube.com/watch?v=msljP8F-TF8
Source:Samsung